ビッグローブ光は、NTT東西が敷設管理している光回線「フレッツ光」を使って、インターネットを安価に楽しめる「光コラボ」です。
光回線でインターネットを利用するためには、自宅まで光ファイバーケーブルを導入する必要があり、そのためには導入工事が必要になります。
近くまで来ている光回線しか引き込み工事はできませんので、これが光回線の提供エリアになります。
ビッグローブ光が使う光回線のフレッツ光は、日本で唯一47都道府県全県をカバーしているだけでなく、圧倒的な人口カバー率も併せて実現しているため、ビッグローブ光は日本中の大半の場所で利用することができます。
マンション集合住宅で光回線を利用するためには、ビッグローブ光に限らず戸建て住宅で利用する場合とは、大きく工事内容が異なってきます。
お住まいの色々な事情によって変わるのが、光回線導入工事だと言えます。
ビッグローブ光を利用するための、導入工事とはどんなものなのか?
必要な工事内容や料金などについても解説していきます。
一般的なビッグローブ光の利用に必要な工事
「現在光回線を利用していない」「光回線は利用しているが、フレッツ光・ドコモ光やソフトバンク光などのフレッツ光を使う光コラボではない、別の光回線を利用している」方が、ビッグローブ光を利用するためには、立ち会いが伴う光回線の導入工事が必要になります。
工事内容については、一戸建て住宅の場合とマンション集合住宅の場合で、大きく異なります。
戸建ての工事内容
(出典:NTT東日本)
戸建て住宅に光回線を引き込み、希望する部屋に光コンセントを設置します。
光コンセントのある部屋にONUと呼ばれる光終端装置を設置して、そこにWi-FiルーターをLANケーブルで接続することが合理的です。
その後のインターネット利用を考えるなら、パソコン・ゲーム機などのLANケーブルで有線接続したい端末機器を利用する部屋、Wi-Fiが他の部屋にも飛びやすい中央に位置する部屋など、個々の事情で光コンセントの設置場所を相談することができます。
ただし、建物の構造上の問題や、光ファイバーケーブルを引き込む都合によっては、希望に添えないケースも出てきますし、特殊な追加工事の費用を別途支払って可能になることもあります。
光ファイバーケーブルを屋内に引き込むのに建物に穴は空けるのか?
屋外に走っている光ファイバーケーブルを自宅の屋内まで取り込むのには、どこかで外気と遮断している壁などを貫通させる必要がある・・・わけでは必ずしもありません。
新築したばかりの住居や賃貸物件の場合、壁への穴は気になるところですよね。
しかし、多くの戸建てでは電話線の配線を利用したり、空調エアコンで使っているエアダクトの隙間などを利用したりして、元々屋内と外が繋がっている既存のものを使うことで、壁に穴を空けるのは極力避けます。
(出典:NTT東日本)
工事業者は豊富なノウハウを蓄積していて、光ファイバーケーブルを取り込む場所から最適な場所の目処をつけて、その後に契約者に現場で相談してから実際の工事にかかります。
そのため上記の通し方以外にもケースバイケースで、ドアや窓を利用するケースや換気扇などの隙間を使うなど、壁に穴を空けないで工事を行います。
(出典:NTT東日本)
かかる工事費用は?
ビッグローブ光の新規導入工事にかかる一戸建て住宅の費用は、ここまで見てきたような一般的な工事の場合、最大28,600円になっています。
特殊な工事の加算費用は?
(出典:NTT西日本)
光ファイバーケーブルを取り込める場所と、光コンセントを設置したい部屋がマッチしない場合、配線ルート構築工事で希望が叶うケースがあります。
天井にある点検口を利用したり、照明器具の配線に使っているスペースなどを利用したりして、光ファイバーケーブルの屋内取り回し工事は行われます。
別途の工事費用として、開通工事と同日に行う場合は15,400円・別日に行う場合は29,700円になっています。
今なら工事費がお得に
戸建ての場合の工事費は屋内配線を新設する場合28,600円・屋内配線を新設しない場合18,260円ですが、今なら初期工事費用が実質無料になります。
特殊工事が入った場合でも、今なら少ない負担で済みます。
引っ越しした場合にも工事費はかかる?
今後に引っ越しを行った場合、引っ越し先でビッグローブ光を利用するためには、同様に光回線導入工事を行う必要があります。
しかし、ビッグローブ光(3年プラン)では、何度引っ越しを行っても、都度必要な工事費が無料になります。
マンション集合住宅の工事内容
(出典:NTT東日本)
マンション集合住宅でビッグローブ光を利用する為に必要な工事は、戸建て住宅とは大幅に異なります。
建物の近くまで来ている光ファイバーケーブルを、一戸建て住宅の場合は直接引き込みましたが、マンション集合住宅の場合は光ファイバーケーブルを建物の共有スペース内まで引き込み工事を行い、そこから建物内の配線を使って各戸に届けられます。
マンションでビッグローブ光が使える条件は?
マンション集合住宅では、共有スペース内まで引き込み工事が完了している光回線しか、原則として利用することができません。
しかし、ビッグローブ光は日本中の建物の共有スペース内まで、既に引き込み工事が完了しているケースが圧倒的に多い「フレッツ光」を使う「光コラボ」なので、利用できないケースは少ないと言えます。
「フレッツ光導入済み」「フレッツ光使えます」のマンション集合住宅なら、ビッグローブ光を利用するための工事が進められます。
マンションの配線方式は?
(出典:NTT東日本公式ページ*一部省略しています)
マンション集合住宅で共有スペース内までフレッツ光が導入されている場合、建物の配線を使って各戸に届けられますが、配線方式には主に3通りがあります。
配線方式は建物によって異なり、契約者やNTTの意向で変える事はできませんが、どの配線方式であっても、ビッグローブ光は利用することができます。
最も効率良く、ビッグローブ光の高速通信のポテンシャルが享受できるのは「光」配線方式で、公称値1Gbps(1,000Mbps)の光回線本来のスピードを利用することができます。
「VDSL」方式・「LAN配線方式の場合は、残念ながら本来の通信速度を利用することが難しく、最大で100Mbps程度の通信速度になってしまいます。
かかる工事費用は?
ビッグローブ光の新規導入工事にかかるマンション集合住宅の費用は、一般的な工事の場合、最大で28,600円になっています。
今なら工事費がお得に
マンション集合住宅の場合の工事費は、屋内配線を新設する場合28,600円・屋内配線を新設しない場合18,260円ですが、今なら初期工事費用が実質無料になります。
特殊工事が入った場合でも、今なら少ない費用負担で済みます。
引っ越しした場合にも工事費はかかる?
今後に引っ越しを行った場合、引っ越し先でビッグローブ光を利用するためには、同様に光回線導入工事を行う必要があります。
しかし、ビッグローブ光(3年プラン)では、何度引っ越しを行っても、都度必要な工事費が無料になります。
立ち会いが不要になる「無派遣工事」だけで開通するケースも
(出典:NTT東日本 一部改変)
光回線の導入工事には、工事業者が出向いてきて契約者の立ち会いが必要な「派遣工事」と、NTT局舎内で行う「無派遣工事」の両方を行います。
しかし、ご利用になりたい部屋で既に利用状況が整っている場合、派遣工事が不要になり、無派遣工事だけでビッグローブ光が開通するケースがあります。
無派遣工事だけで利用できるなら、工事の立ち会いの手間が発生せずに、申し込みから開通までも最短で1週間程度の期間の短さで開通します。(通常なら2週間から1ヵ月程度)
工事費も無派遣工事だけの場合、戸建てマンションのどちらも3,300円になります。
無派遣工事だけで完了するのかについては、申し込んでからNTT側が調査しないと判明しません。
しかし、目安として以下のジャックポートが壁に設置されている場合は、無派遣工事だけで完了する確率が高くなります。
どの部屋にもこれらが見当たらない場合は、基本的に通常の工事を行う必要があります。(光ファイバーケーブルが直接入っているケースもあります)
フレッツ光・光コラボ利用者がビッグローブ光の利用に必要な工事
自宅で光回線を既に利用しているユーザーで、フレッツ光のご契約をしている方や、ドコモ光・ソフトバンク光・楽天ひかり・ニフティ光などのフレッツ光を使う光コラボを利用しているユーザーは、ビッグローブ光を利用するのに新たな工事は原則として不要です。
フレッツ光利用者
(出典:NTT西日本*一部改変)
すでにフレッツ光を使い始めてから10年以上が経過している場合、光回線のフレッツ光をNTT東西と契約して、別途に接続業者プロバイダと契約してインターネットを利用しているケースが大半です。
この形態で利用しているユーザーは、簡単な「転用」の手続きを行うだけで、ビッグローブ光を工事不要で使うことができます。
ビッグローブ光に切り替わるまでは、従来のインターネット利用が可能になっていて、インターネットが利用できない期間も生じません。
フレッツ光の月額料金は西日本と東日本で異なり、別に支払うプロバイダへの料金と合わせて割高です。
ビッグローブ光の月額料金は、マンションタイプ4,378円・一戸建てタイプ5,478円です。
(*マンション集合住宅のご利用でも、新潟県/長野県/山梨県/神奈川県以東の東日本エリアでは3戸以下、富山県/岐阜県/静岡県以西の西日本エリアでは5戸以下の集合住宅の場合は一戸建てタイプの料金になります)
NTT東西とプロバイダに支払っている合算料金と比較して、大幅に安くなるケースが多くなります。
「転用」手続きの方法
(出典:NTT東日本公式)
転用の手続きは、ビッグローブ光の申し込みを新規ではなく「転用」で手続きを進めて、事前に入手する「転用承諾番号」を伝えます。
転用承諾番号を入手する事前準備
転用承諾番号を入手するためには、以下を事前に準備しておくとスムーズです。
a.お客さまID、ひかり電話番号か契約時の連絡先電話番号
b.契約者氏名
c.フレッツ光を利用している場所の住所
d.フレッツ光の利用料金支払い方法
〇NTT東日本の場合
a.b.cについては、こちらからから確認できます。
dは請求書かクレジットカード明細等で確認してください。
〇NTT西日本の場合
a.b.cについては、こちらから確認出来ます。
dの確認方法はこちらから
転用承諾番号の収得窓口
オンラインか電話で転用承諾番号が請求できます。
〇NTT東日本の窓口
オンラインの窓口はこちら
受付時間は8時30分から22時で土日祝日も受け付けています。
電話は0120-140-202
受付時間は9時から17時で土日祝日も受け付けています。
〇NTT西日本の窓口
オンラインの窓口はこちら
受付時間は7時から25時で土日祝日も受け付けています。
電話は0120-553-104
受付時間は9時から17時で土日祝日も受け付けています。
光コラボ利用者
(出典:NTT西日本*一部改変)
既にドコモ光・ソフトバンク光・楽天ひかり・ニフティ光などの光コラボの利用者は、簡単な「事業者変更」の手続きだけで、ビッグローブ光が利用できるようになり、工事不要で使うことができます。
ビッグローブ光に切り替わるまでは、従来のインターネット利用が可能になっていて、インターネットが利用できない期間も生じません。
利用している光回線サービスが光コラボなのか?解らない場合は?
現在ご利用になっている光回線サービスが、光コラボなのか?解らない場合もあると思います。
マンション集合住宅でご利用になっている場合は、建物で利用できる光回線がフレッツ光だけなら基本的に光コラボです。(先にご紹介した、プロバイダを別契約で利用しているケースもあります)
インターネットに利用しているONUと呼ばれる黒い筐体に、NTTのマークが付いている場合も基本的には光コラボです。(同様に、プロバイダを別契約で利用しているケースもあります)
現在ご利用になっているのが、光コラボの光回線サービスなのかについては、NTT東西のHPで確認することもできます。
NTT東日本
「光コラボレーション事業者さま」及び「お取り扱いサービス」一覧
NTT西日本
「光コラボレーション事業者さま」及び「お取り扱いサービス」一覧
「事業者変更」手続きの方法
(出典:NTT東日本公式)
「事業者変更」による光コラボから別の光コラボに乗り換えるには、現在利用している光コラボに連絡して「事業者変更承諾番号」を収得して、新しく乗り換えるビッグローブ光の契約時にその番号を伝えます。
事業者変更承諾番号の収得連絡先
代表的な光コラボの、事業者変更承諾番号を収得する窓口の電話番号は以下の通りです。
〇OCN光
電話 0120-506506 (10:00~19:00 日・祝と年末年始除く)
〇ソフトバンク光
電話 0800-111-2009 (10:00~19:00 年中無休)
〇@TCOMヒカリ
電話 0120-805633 (10:00~20:00 平日 10:00~18:00 土日祝)
〇楽天ひかり
電話 0800-600-0111 (9:00~18:00 年中無休)
〇ニフティ光
電話 0570-03-2210 (10:00~19:00 年中無休)
〇ドコモ光
電話 0120-800-000 (9:00~20:00 年中無休)
ドコモショップでも可能です。
〇So-net光
電話 0120-45-2522 (9:00~18:00 年中無休 1/1・2を除く)
ビッグローブ光をお得に利用する方法
(出典:ビッグローブ光申込サイト)
ビッグローブ光を契約するなら、新規の契約・転用や事業者変更も含めて代理店契約がお得です。
キャッシュバック
ビッグローブ光では代理店契約で、キャッシュバックキャンペーンを行っています。
キャッシュバック特典の詳細は、以下をご覧下さい。
セット割
(出典:UQ mobile公式サイト)
ビッグローブ光も含めて光回線サービスの月額料金を、恒久的に割り引きを受けて安くする手段はありませんが、特定のスマホプランを併せて利用することにより、毎月のスマホ代が恒久的に割り引かれる「セット割」が適用されて、通信費トータル費用は安くすることが可能です。
ビッグローブ光ではauのサブブランドである「UQモバイル」で、セット割を適用させるのがコスパ良く通信費トータル費用を下げる手段として最適です。
トクトクプラン | コミコミプラン | ミニミニプラン | ||
1GB未満 | 15GB | 20GB | 4GB | |
月額料金 | 2,277円 | 3,465円 | 3,278円 | 2,365円 |
セット割 | 1,100円 | 1,100円 | 0円 | 1,100円 |
割引き後 | 1,177円 | 2,365円 | 3,278円 | 1,265円 |
3つあるプランの中で、ビッグローブ光を自宅で併用するユーザーに最適なのは、月に4GBが利用できるミニミニプランです。
スマホを利用するのは相対的に自宅が多く、特にギガを大量に消費する動画視聴の利用場所として自宅が多くなっています。
自宅にビッグローブ光があるので、Wi-Fiでインターネットが利用できるため、契約しているスマホプランのギガ消費が無くなります。
そのため、外出時のWi-Fiが無い場所だけのギガ消費を考えれば良く、多くのスマホユーザーが利用するのは月に3GB未満程度になっています。
ミニミニプランの4GBなら、少々余裕を持って対応できるのに、月額料金はセット割を適用すれば1,265円になります。
家族3人で利用するケースを想定して、自宅でビッグローブ光・スマホプランはミニミニプランにした場合の、1ヵ月の通信費トータル費用をシミュレーションしてみましょう。
マンション集合住宅の場合
(ビッグローブ光 マンション)4,378円+(UQモバイル 4GB セット割後 1,265円)×3人-(auPAY割)187円=8,173円
一戸建て住宅の場合
(ビッグローブ光 戸建て)5,478円+(UQモバイル 4GB セット割後 1,265円)×3人-(auPAY割)187円=9,273円
毎月の固定費として支払う必要がある、光回線サービスの費用と家族3人分のスマホ代を合わせた通信費トータル費用は、1万円を大きく下回る金額になります。