個人を特定するマイナンバーカードについては賛否両論あり、賛成反対の割合は拮抗していると言われていますが、見渡してみると現実的には個人を特定する手段として、スマホの電話番号が既に多くの人に広く利用されています。
国が電話番号契約に本人確認を厳格にすることを定めていて、スマホを取り扱う通信会社はそれに則るため、結果的に個人を特定できるツールとして機能しています。
何らかのサービスやアプリ登録などで、スマホの電話番号を入力することにより、折り返しSMS(ショートメッセージ)が届いて、それに対してアクションをすることにより登録が完了する一連の流れは、これによって個人を特定しているということです。
以前と電話番号の役割は大きく変わり、現代に必要なセキュリティ対策の「鍵」というポジションを担うようになっています。
そのため、本来の電話通話としての機能での利用は減少傾向にあっても、スマホの契約先の通信会社を乗り換える場合に、同じ電話番号を継続して利用するユーザーが多くなっています。
これは、MNP(携帯電話ポータビリティ)と呼ばれる制度による利便性で、現在利用している電話番号を持って、別の通信会社に乗り換えることが簡単にできるようになっていることが大きく関係しています。
「ワイモバイル」から同じ電話番号を継続利用して、「UQモバイル」にMNPで乗り換える方法について解説します。
乗り換え手続き前に準備しておく物と事
ワイモバイルからUQモバイルへ乗り換えに際して、事前に準備しておくものを確認しましょう。
ワイモバイルで確認している本人確認と支払い方法は、別会社であるUQモバイルでは共有することができないため、再度の確認作業が必要になるということです。
本人確認書類
本人を厳格に確認するからこそ、乗り換えても電話番号を個人の特定に利用ができます。
以下の一覧の中から、いずれかの原本を用意してください。
申し込み者の住所氏名生年月日と、利用する本人確認の書類内容が一致している必要があります。
使う書類によっては、他の書類や補助書類が必要になることがあります。
書類名 | 備考 |
運転免許証 | 有効期限内のもの免許証で国際免許証は不可 顔写真付きの運転経歴証明書は可 |
パスポート(日本国旅券) | 現住所の記載があり有効期限内のもの 2020年2月以降発行の新型パスポートでは補助書類も必要 |
マイナンバーカード(個人番号カード) | マイナンバー通知カードは不可 |
住民基本台帳カード(写真付のみ) | 顔写真・住所・生年月日が記載された有効期限内のもの 補助書類も必要 |
身体障がい者手帳または療育手帳 または精神障がい者保健福祉手帳 | 住所記載が必要 |
特別永住者証明書 | 有効期限内のもの |
在留カード+外国発行パスポート | 在留期間によっては不可の場合あり 居住地が届け出後に記載の場合は補助書類も必要 |
健康保険証 | 18歳未満の契約を除き不可 補助書類が必要 |
上記の備考欄に補助書類が必要と明記されている場合、以下の補助書類が必要になります。
補助書類
補助書類は、発行から3ヵ月以内のものに限ります。
補助書類の内容は、申し込み者と住所・氏名が一致している必要があります。
書類名 | 備考 |
公共料金領収証 | 電気・都市ガス・水道などが該当 携帯電話料金や小売り電気事業者の領収書は不可 |
住民票 | 本人確認書類が住基カードの場合併用不可 |
届出避難場所証明書 | |
行政機関発行の領収証 |
支払い方法
UQモバイルへの支払いは、クレジットカード・口座振替(郵便局の場合は自動振込)・デビットカードが利用できます。
支払い方法によって、乗り換えの手続きが行える先が異なり、MNP(電話番号を持って乗り換え)する手順も異なってきます。
クレジットカード
原則として、契約者本人名義のクレジットカードのみ、利用することができます。
名義が異なる場合は、契約者と支払い名義の関係性を証明する書類として、発行日より3ヵ月以内の「戸籍謄本」「続柄記載の住民票」もしくは、地方自治体などで発行される「同性のパートナーシップを証明する公的証明書」を提出する必要があります。
クレジットカードの発行時に既に信用調査が行われているため、UQモバイルの支払い方法としては最もおすすめで、手続きも簡単に進められるようになっています。
オンラインで申し込みが可能
支払い方法にクレジットカードを選択すると、混み合う店舗に並んだり、予約をとったりする必要が無い、オンライン手続きで乗り換え契約が簡単に完了できます。
MNP予約番号を収得する必要が無い
使っている電話番号を持って、他の通信会社に乗り換える場合には、使っていた通信会社に連絡をして、MNP予約番号を収得する必要がありました。
しかし、2023年5月からスタートしたMNPワンストップ制度で、これに対応している通信会社への乗り換えは、事前に利用していたMNP予約番号が不要になりました。
UQモバイルへの乗り換えは、MNPワンストップ制度に対応しているため、事前にワイモバイルに問い合わせてMNP予約番号の収得が必要ありません。
ただし、ワンストップ制度に対応しているのは、オンラインでの契約のみです。
クレジットカード払いなら、オンラインで乗り換えの契約をすることにより、MNP予約番号をワイモバイルから収得する必要がありません。
口座振替
UQモバイルでは、口座振替(郵便局の場合は自動振込)でも支払いが可能です。
利用ができる金融機関は、以下の通り幅広くなっています。
UQモバイルで、口座振替のできる金融機関は以下の通りです。
都市銀行 | 全都市銀行の本支店 |
地方銀行 | 全地方銀行の本支店 |
第二地方銀行 | 全第二地方銀行の本支店 |
信託銀行 | 一部を除く信託銀行 |
信用金庫 | 全信用金庫の本支店 |
商工中金 | 全本支店 |
信用組合 | 一部を除く信用組合 |
農協・信農連 | 全本支店 |
漁協・信漁連 | 全本支店 |
ゆうちょ銀行 | 全国のゆうちょ銀行 |
一部の信託銀行・信用組合では、UQモバイルの支払い方法として利用できません。
詳細は、口座振替のできる金融機関の一覧をご覧ください。
店舗でしか契約はできない
口座振替を支払い方法にしてする場合、オンラインでUQモバイルの契約をすることはできません。
UQモバイルショップなどの店頭で、対面の契約を行う必要があります。
MNP予約番号をワイモバイルで収得する必要がある
口座振替を支払い方法にする場合、オンラインでの契約が行えないため、電話番号を継続して利用するためには、ワイモバイルからMNP予約番号を事前に収得する必要があります。
MNP予約番号は、最寄りのワイモバイル店舗や、通話料無料のワイモバイル携帯番号ポータビリティお問い合わせ窓口(0800-222-8449 年中無休9:00 ~ 20:00)での収得もできますが、オンラインで簡単に手続きが可能です。
My Y!mobileにログイン > 「契約確認・変更」をタップ > 「関連メニュー」をタップ > 「MNP予約関連手続き」をタップ > SMSで届くパスでログイン > 4桁の暗証番号で再度ログイン > 「MNP予約番号の発行」をタップ
MNP予約番号の有効期限は、発行当日を含めた15日間になっています。
UQモバイルのMNP乗り換えには、残りの有効期限が10日間必要になるので、MNP予約番号を収得後には速やかに、UQモバイルへの申し込みを行ってください。
デビットカード
普通預金に紐付けされている、デビットカードでも支払いが可能です。
UQモバイルで利用できるデビットカードは、「VISAデビットカード」「JCBデビットカード」「JCBプリペイドカード」です。
店舗でしか契約はできない
デビットカードを支払い方法にしてする場合も、オンラインでUQモバイルの契約をすることはできません。
UQモバイルショップなどの店頭で、対面の契約を行う必要があります。
MNP予約番号をワイモバイルで収得する必要がある
デビットカードを支払い方法にする場合、オンラインでの契約が行えないため、電話番号を継続して利用するためには、ワイモバイルからMNP予約番号を事前に収得する必要があります。
MNP予約番号は、最寄りのワイモバイル店舗や、通話料無料のワイモバイル携帯番号ポータビリティお問い合わせ窓口(0800-222-8449 年中無休9:00 ~ 20:00)での収得もできますが、オンラインで簡単に手続きが可能です。
My Y!mobileにログイン > 「契約確認・変更」をタップ > 「関連メニュー」をタップ > 「MNP予約関連手続き」をタップ > SMSで届くパスでログイン > 4桁の暗証番号で再度ログイン > 「MNP予約番号の発行」をタップ
MNP予約番号の有効期限は、発行当日を含めた15日間になっています。
UQモバイルのMNP乗り換えには、残りの有効期限が10日間必要になるので、MNP予約番号を収得後には速やかに、UQモバイルへの申し込みを行ってください。
UQモバイルで利用するプランの確認
(出典:UQ mobile公式サイト)
UQモバイルには、以下の3つのプランがあります。
プラン名 | ミニミニプラン | トクトクプラン | コミコミプラン 2024年11月11まで |
コミコミプラン+ 2024年11月12より |
|
容量 | 4GB | 1GB未満 | 15GB | 20GB | 30GB |
基本月額料金 | 2,365円 | 2,277円 | 3,465円 | 3,278円 | 3,278円 |
3つのプランと言いながら4つ並んでいるのは、「コミコミプラン」がプラン改定を行い、従来のコミコミプランの受付は2024年11月11日で終了して、新しい「コミコミプラン+」が2024年11月12日よりスタートする事情があります。
ワイモバイルのシンプル2でSプラン利用中なら「ミニミニプラン」
ワイモバイルでシンプル2のSプランをご利用中のユーザーは、UQモバイルの「ミニミニプラン」なら、同じ4GBの容量が同じ2,365円の料金なのでスムーズに移行できます。
UQモバイルのミニミニプランは、ワイモバイルには無い「節約モード」の利用ができます。
ミニミニプランユーザーが、スマホのアプリで節約モードをONにすると、通信速度はLINEやSNSが何とか使える最大300kbpsの低速に制限がされますが、このモードを利用中の時には契約しているギガを消費せずにインターネットの利用が可能になり、決められたギガを効率良く運用することが可能です。
ワイモバイルのシンプル2でMプラン利用中なら「トクトクプラン」
ワイモバイルでシンプル2のMプランをご利用中のユーザーは、毎月20GBギリギリまで使っているユーザーは別ですが、多くの方は15GBのトクトクプランが最適な乗り換え先です。
(出典:MM総研)
このデータは、2023年3月1日に株式会社MM総研が調査した、「携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態(2023年1月調査)」からの引用です。
これはWi-Fiでの利用を含まない、契約しているスマホプランのギガを消費した容量ごとのユーザー分布で、15GB未満のユーザーが全体の8割を占めているため、多くの方は15GB容量のトクトクプランで不足しません。
月額料金は、ワイモバイルのシンプル2のMプランが4,015円なのに対して、UQモバイルのトクトクプランでは3,465円になり安くなります。
また、ワイモバイルのシンプル2のMプランでは、1ヵ月間に1GB未満の利用者は月額2,915円に割引が受けられますが、UQモバイルのトクトクプランで1GB未満の場合の月額料金は2,277円と、こちらも安くなります。
ワイモバイルのシンプル2でLプラン利用中なら「コミコミプラン+」
ワイモバイルでシンプル2のLプランをご利用中のユーザーは、以前ならUQモバイルで最適な乗り換え先のプランをご紹介できませんでした。
UQモバイルには、ワイモバイルのプランLに該当する30GBの容量プランが存在していなかったからです。
しかし、2024年11月12日スタートのUQモバイルの新プラン「コミコミプラン+」なら、30GBの基本容量に、終了日の定まっていない「コミコミプラン+データ10%増量特典」の3GBを無料提供しているため、毎月の利用できるデータ量は33GBになります。
ワイモバイルのシンプル2のLプランが5,115円なのに対して、UQモバイルのコミコミプランでは3,278円と大幅に安くなる上に、追加料金無しで10分国内通話が何度でも無料になる「かけ放題」も標準装備で、コスパは大幅に良くなります。
注意点としては、「コミコミプラン+」「コミコミプラン」では、後述する「家族割」「セット割」などの割引制度が、一切適用されないことです。
そのため、単身利用者にとって極めてコスパの良いプランになります。
2024年11月11日までは「コミコミプラン」の契約しかできませんが、12日以降にプラン変更で「コミコミプラン+」に乗り換えが可能です。
*「コミコミプラン」を契約しても、自動的に「コミコミプラン+」には切り替わりません。
利用できるスマートフォンの準備
通信会社によって認可されている周波数帯(電波のことです)は異なっているため、ワイモバイルで使っているスマホが、UQモバイルで利用できることを確認しておく必要があります。
UQモバイルの動作確認端末になっていれば、問題なく利用ができます。
iPhoneは、6s以降の機種なら問題はありません。
2021年10月1日以前に購入のスマホは「SIMロック解除」が必要なケースがある
ワイモバイルで使っているスマホがSIMフリーなら問題ありませんが、2021年10月1日以前にワイモバイルなどの通信キャリアで購入したスマホには、販売した通信キャリア以外では利用ができないように制限をかける、「SIMロック」された状態のスマホがあります。
この場合は、「SIMロック解除」の手続きを行う必要があります。
ワイモバイルで購入したSIMロックスマホの解除は、My Y!mobileにログイン > 「契約確認・変更」をタップ > 「関連メニュー」をタップ > 「SIMロック解除の手続き」 で行えます。
電話番号を持って乗り換える(MNP)ならお得にスマホが購入できる
ワイモバイルで使っているスマホが、UQモバイルでは対応していなかった場合や、スマホ自体のバッテリー消耗が激しい場合、反応が遅くなっている場合には、MNP時に新しいスマホを購入すればMNP特典価格で買えるので、とてもお得なスマホ入手手段になります。
ワイモバイルからUQモバイルに同じ電話番号で乗り換える手順
(出典:UQ mobile公式サイト)
口座振替を支払い方法とした場合の乗り換え手順は、前述の用意するものを持って店頭に行けば問題ありません。
クレジットカードを支払い方法にしてオンラインで手続きする、SIMを申し込む場合の具体的な手順をご紹介します。
申し込み
1.UQモバイルの公式サイトにアクセス
パソコンやタブレット、スマートフォンから申し込みできますが、通常のSIMカードではなく「eSIM」を希望する場合は、スマートフォンから申し込む必要があります。
2.他社からの乗りかえ(MNP)を選択
(出典:UQ mobile公式サイト)
契約方法で、「他社からの乗りかえ(MNP)」を選択する
3.SIMの種類を選択する
「SIMカード」は一般的に利用されてきた物理的なSIMで、「eSIM」は物理的なカードは使わずに、スマホ本体に内蔵されているSIMの内容を書き換えて使用します。
4.入力を進める
MNP予約番号をお持ちでないお客さまを選択して、ワイモバイルにチェックを入れて進みます。
ワイモバイルで使っている電話番号か、英数字のソフトバンクIDと設定しているパスワードを入力してください。
au IDをお持ちで無い方は作成して、本人確認の書類をアップロードして、支払い方法の登録などを画面の表示に従って入力していけば完了します。
開通手続き
ワイモバイルからUQモバイルへの切り替え作業を、UQモバイルのサイトで行い、開通手続きを行います。
作業はWi-Fiのある環境で行ってください。
UQモバイルの開通作業が完了するのに従い、ワイモバイルは自動的に解約がされます。
通常のSIMカードの場合
申し込みを行ってから数日中のうちに、UQモバイルからSIMカードが届きます。
SIMカードが届いたら、以下のご注文履歴サイトにアクセスしてください。(9時から21時15分まで)
- UQモバイルの「ご注文番号の入力へ進む」を選択
- 注文番号と注文内容確認用パスワードを入力
- 「ご注文履歴を表示する」を選択
- 「回線を切り替える」を選択
- MNP手続きをする電話番号を入力して「次へ」
- 電話番号を確認した上で、「通話可能にする」を選択
SIMを入れ替えて設定を行う
ワイモバイルで利用していたSIMをスマホから取り出して、送られてきたUQモバイルのSIMカードを装着します。
iPhoneで設定-一般-プロファイルに既存のプロファイルがある場合は、削除してからSIMを装着してください。
iOSが最新のものにアップデートされていれば、UQモバイルが利用できるようになります。
iPhone X・iPhone11・iPhone12シリーズについては、新たにプロファイルをインストールする必要があります。
Androidでは、多くの機種で自動的にUQモバイルのSIMが認識されて、特別な作業をしなくても利用ができるようになります。
eSIMの場合
eSIMを選択した場合は、「設定方法のお知らせ」メールが届きますので、記載されているURLから回線切り替えて続きを行います。(9時から21時15分まで)
- UQモバイルの「ご注文番号の入力へ進む」を選択
- 注文番号と注文内容確認用パスワードを入力
- 「ご注文履歴を表示する」を選択
- 「回線を切り替える」を選択
- MNP手続きをする電話番号を入力して「次へ」
- 電話番号を確認した上で、「通話可能にする」を選択
My UQ mobileアプリで設定をする
eSIMで契約した内容をスマホで使うためには、「My UQ mobileアプリ」をダウンロードして利用するのが簡単です。
- 「My UQ mobileアプリ」をダウンロードして開く
- 「次へ」「続ける」「OK」をタップする
- 利用規約に「同意する」
- 画面下部の「マイページ」をタップ
- 「eSIMプロファイルをダウンロード」をタップ
- 「許可」をタップ
- eSIMをアクティベート画面になるので「続ける」をタップ
- デフォルト設定が変更されましたで「OK」「完了」
UQモバイルの割引制度は?
主な割引制度としてワイモバイルと同様に、家族で利用する場合に割引が受けられる「家族割」と、指定されたWi-Fi用の回線か電力会社を併用することで割引が受けられる「セット割」があります。
家族割
(出典:UQ mobile公式サイト)
ワイモバイルでは2人目の家族から割引が適用されて、1人目の割引はありませんが、UQモバイルを家族で利用する場合、1人目からスマホ1台につき月額550円の割引「家族割」が適用されます。
(*コミコミプランは対象外です)
プラン名 | ミニミニプラン | トクトクプラン | |
容量 | 4GB | 1GB未満 | 15GB |
基本月額料金 | 2,365円 | 2,277円 | 3,465円 |
家族割 | 550円 | 550円 | 550円 |
家族割2人総額 | 3,630円 | 3,454円 | 5,830円 |
家族割3人総額 | 5,445円 | 5,181円 | 8,745円 |
家族割4人総額 | 7,260円 | 6,908円 | 11,660円 |
セット割
(出典:UQ mobile公式サイト)
UQモバイルで「セット割」の適用を受けるのには、指定の自宅Wi-Fi回線を併用するか、自宅で使う電力会社に「auでんき」を併用する必要があり、スマホ1台につき月額1,100円の割引が受けられます。
(*コミコミプランは対象外です)
セット割を適用させる場合は、家族割の併用をすることができません。
自宅Wi-Fi回線の「光回線」「ホームルーター」でセット割を適用させる場合は、固定電話(月額550円程度)のオプション加入が必要になります。
プラン名 | ミニミニプラン | トクトクプラン | |
容量 | 4GB | 1GB未満 | 15GB |
基本月額料金 | 2,365円 | 2,277円 | 3,465円 |
セット割 | 1,100円 | 1,100円 | 1,100円 |
単身利用 | 1,265円 | 1,177円 | 2,365円 |
家族2人 | 2,530円 | 2,354円 | 4,730円 |
家族3人 | 3,795円 | 3,531円 | 7,095円 |
家族4人 | 5,060円 | 4,708円 | 9,460円 |
自宅の光回線にソフトバンク光を利用して、ワイモバイルのセット割を適用させていたユーザーが多いと思いますが、ソフトバンク光ではUQモバイルのセット割を受けることはできません。
しかし、ソフトバンク光はNTT東西の光回線フレッツ光を使う「光コラボ」の一つであり、別の光コラボへの乗り換えは、「事業者変更」という簡単な手続きだけで可能であり、新たな回線の導入工事は不要で、乗りかえに際してインターネットが利用できない期間も生じません。
簡単な「事業者変更」の手続きだけで、ソフトバンク光からUQモバイルのセット割に対応した別の光コラボへの乗りかえは可能です。
「事業者変更」の手順
(出典:NTT東日本公式)
ソフトバンク光から「事業者変更」する、具体的な手順を簡単にご説明します。
1.利用中の光コラボから事業者変更承認番号を取得
解約・事業者変更承諾番号の収得には、専用の電話番号が用意されています。
0800-111-6710 (10:00~19:00 年中無休)
こちらに電話して、事業者変更承諾番号の入手を行ってください。
事業者変更承認番号は、原則として翌日の発行です。
郵送で契約者の住所に送る方法と、スマートフォンの電話番号を登録してSMS(ショートメール)で送る方法がありますが、便利で早いのはSMSの利用です。
SMSに届いたURLから、事業者変更承諾番号が閲覧できます。
2.乗り換え先の光コラボに申込み
(出典:ビッグローブ光申込サイト)
ソフトバンク光から事業者変更で乗りかえ可能な、UQモバイルのセット割対象の光コラボは複数ありますが、UQモバイルと同じKDDIグループによって運営されている「ビッグローブ光」が最適です。
ビッグローブはプロバイダとして日本を代表する老舗であり、その豊富なノウハウを安価な月額料金で利用することができます。
ビッグローブ光の月額料金は、マンション集合住宅4,378円・一戸建て住宅5,478円です。
ビッグローブ光の申し込みは新規契約ではなく「事業者変更」を選択して、ソフトバンク光から入手した事業者変更承認番号を伝えてください。
今なら、キャッシュバックキャンペーンが行われていて、事業者変更による乗りかえでキャッシュバックが受け取れます。
また、今後に引っ越しをする場合、引っ越し先で新たな回線工事の費用が発生しますが、ビッグローブ光では何度の引っ越しでも無料で対応しています。
3.切り替え日が来ると自動的にビッグローブ光が利用できる
連絡のあった切り替え日に、自動的にソフトバンク光からビッグローブ光に光回線が切り替わり、ソフトバンク光は自動的に解約されます。
4.ソフトバンク光のレンタル品を返却
現在使っているNTTマークの入った終端装置ONUは、ビッグローブ光でも引き続き利用します。
ソフトバンク光でレンタルしていた機材などは、ソフトバンク光から返却先や返却期限等の連絡が来ますので、それに従って返却を行ってください。