「auひかり」と「ビッグローブ光」は、どちらもインターネットの利用ができる光回線サービスということ以外には、何の共通点も無いように一見見えます。
しかし、意外な共通点として、どちらもKDDIグループによって運営されている光回線サービスということがあります。
そのため「auひかり」と「ビッグローブ光」を、auスマホユーザーが自宅の光回線として併用することで、毎月のスマホ代から家族分を含めて割引が受けられる、セット割「スマートバリュー」が適用されます。
同系列の企業が運営している光回線サービスなので、同じ割引制度が適用されることは同じですが、両者は全く異なる光回線を使っていますし、月額料金や提供エリアなどの様々な違いがあります。
「auひかり」と「ビッグローブ光」を色々な観点から比較して、auユーザーにとってお得な光回線サービスはどちらなのか?を考察して、通信費トータル費用の節約できる利用方法まで解説します。
「auひかり」と「ビッグローブ光」の割引制度を比較
(出典:auひかり)
ビッグローブというブランドを昔からご存じならば、NECのイメージをお持ちの方も多いと思いますが、ビッグローブはNECの事業部から2006年に分社独立をして、その後2017年にKDDIによって買収がなされています。
現在では、「ビッグローブ光」を運営するビッグローブ株式会社は、KDDIの完全子会社になっているKDDIのグループ企業です。
「auひかり」は名の表すとおり、KDDIの基幹ブランドauの光回線サービスです。
それ故に、「auひかり」と「ビッグローブ光」の割引制度は、auのスマホプランを毎月家族の分まで割引かれるセット割「スマートバリュー」が適用される点で共通です。
auスマホプランをご利用のユーザーが、お得に使える光回線サービスの選択において、「スマートバリュー」は外せません。
auスマートバリューとは?
スマートバリューの中身について、詳細を確認しておきましょう。
auスマートバリューとは、auのスマホプランと、対象の光回線サービスを自宅の光回線として併用して、auの固定電話(月額550円)を契約することで適用される、毎月のスマホ代がスマホ1台につき最大1,100円の割引制度です。
家族3人で利用する場合なら毎月3,300円、家族4人なら毎月4,400円の割引が受けられるのは、通信費トータル費用を節約する手段として大きいですよね。
スマホプランごとの割引額は?
スマートバリューによって割引される金額は、利用しているスマホプランによって異なります。
スマホ1台につき毎月1,100円が割引されるプラン
現行プラン
- 使い放題MAX5G・4Gプラン
使い放題MAX 5G/4G DAZNパックや、使い放題MAX 5G/4G Netflixパック、auマネ活プラン 5G with Amazonプライムなどの、無制限利用可能タイプのプランも対象になります。
新規契約を現在受け付けていない旧プラン
- データMAX 5G/4G LTE
- auデータMAXプラン
など、既にauで新規受付を行っていない、無制限利用可能タイプのプランを利用中のユーザーも対象になります。
スマホ1台につき毎月550円が割引されるプラン
現行プラン
- スマホミニプラン 5G・4G
新規契約を現在受け付けていない旧プラン
- ピタットプラン 5G/4G LTE
などの従量制小容量プランがありますが、月の利用容量によっては、(一例として、ピタットプラン 5G/4G LTEなら1GB未満)割引が適用されません。
逆に、auピタットプランで2GBを超える利用の場合は、1,100円の割引が適用されます。
旧タイプの小容量プランでは、毎月のデータ利用量によってauスマートバリューの割引額が変動します。
一定金額の割引を小容量プランで適用させるには、現在新規契約受付を行っているスマホミニプランするしかなく、その場合は毎月の利用容量に拘わらず550円の割引が受けられます。
「auひかり」と「ビッグローブ光」の利用光回線を比較
「auひかり」と「ビッグローブ光」は、同じ企業グループによって運営がされて、同じ割引制度であるのにもかかわらず、利用している光回線は全く別になっています。
「そんなの当たり前では?auひかりの光回線はauひかりだし、ビッグローブ光の光回線はビッグローブ光でしょ・・・?」と疑問に思った方は、半分正解で半分間違っています。
「auひかり」が使っている光回線はauひかりですが、「ビッグローブ光」が使っている光回線は、NTT東西が敷設管理している光回線「フレッツ光」です。
実際にある光回線は多くない
(出典:MM総研)
知名度が高い光回線サービスだけ挙げても、「ドコモ光」「ソフトバンク光」「楽天ひかり」「NURO光」など数多くの光回線サービスがありますが、実施に敷設されている光回線の種類はそれほど多くありません。
上記のグラフは、MM総研が2023年12月に公表した、「ブロードバンド回線事業者の加入件数調査」(2023年9月末時点)からの引用データです。
これが現在の日本に敷設されている光回線のシェアで、実際に存在している光回線の種類はそれほど多くないことが解ります。
光回線を利用するためには、有線の光ファイバーケーブルの回線導入工事を行って、接続する必要があります。
少なくとも数百以上の数多くある光回線サービスが、それぞれ独自の光回線を有していたら、街中は今以上のケーブルだらけになることは避けられません。
それ以前に、街中から郊外まで光ファイバーケーブルを縦横無尽に張り巡らすのには、莫大な資本が必要になりますし、他人の土地に勝手にケーブルを通すこともまかり成りません。
そのため、光ファイバーケーブルを敷設運用できるのは、既に何らかの広範囲なインフラ設備を有している事業者にのみ、主に可能になっていると言えます。
具体的には、NTT東西(固定電話事業)・電力系(電力事業)・ケーブルテレビ系(ケーブルテレビ事業)などの、電柱や地下設備などを事業利用している企業ということです。
グラフにある大きなシェアを占めるNTT東西の光回線が「フレッツ光」で、ビッグローブ光が使っている光回線です。
グラフでNTTに続いている、KDDIの光回線は「auひかり」です。
なぜ?KDDIはライバル企業である、NTT東西の光回線フレッツ光を使うのか?
その疑問について、解説していきましょう。
ビッグローブ光は「光コラボ」
(出典:NTT西日本*一部改変)
ビッグローブ光は、NTT東西の光回線フレッツ光の利用形態「光コラボ」の一つです。
光コラボとは?
インターネットを利用するためには、回線と接続業者プロバイダがどちらも不可欠です。
回線はデータをやり取りすることはできても、webデータのあるサーバーにアクセスできる機能は無く、世界中の網の目のようなネットワークを介して接続しているのは、接続業者プロバイダです。
先のデータでも明らかですが、NTT東西の光回線のシェアは突出していて、NTTがプロバイダまでワンセットにして提供すれば市場の寡占に繋がり、競争することが失われて料金が高止まりすることを懸念した総務省の意向もあり、NTT東西では直接プロバイダ業務の提供をしていません。
そのため、フレッツ光のサービス開始から、インターネットに利用するためにはNTT東西とフレッツ光の契約を行い、別途で接続業者プロバイダとの契約をする必要がありました。
スマホプランなどは、回線の提供事業者がプロバイダを併せてワンセットにして提供しているので、フレッツ光の2カ所に契約して支払いも2カ所になり、窓口も2カ所になる利用形態に対して、ワンセットの提供を望む声が多くなりました。
その声に応えるかたちで、2015年にフレッツ光とプロバイダをワンセットにした、光回線サービス「光コラボ」がスタートします。
回線を有するNTT東西ではプロバイダが提供できないため、ワンセットにする方法として、フレッツ光をプロバイダに卸提供を行い、プロバイダが自社業務と回線をワンセットにする利用形態になっています。
光コラボを提供している事業者は、NTT東日本エリアで530社・NTT西日本エリアで235社に上り、「ビッグローブ光」も数ある光コラボの中の一つです。
NTTとは何の資本関係も無い事業者も、光回線フレッツ光を使った光回線サービス「光コラボ」の提供が可能になり、知名度の高い「ソフトバンク光」や「楽天ひかり」も、光コラボの一つです。
直接のライバル関係にあるKDDIでも、当然光コラボの提供が可能で、実際に「ビッグローブ光」を提供しています。
しかし、使えることと実際に使うことは別であり、それだけでは使う理由の説明になりません。
KDDIは営利体である以上、光コラボを提供した方がメリットは大きい、という判断があります。
「auひかり」と「ビッグローブ光」の提供エリアを比較
ここまで見てきたように、「auひかり」と「ビッグローブ光」は全く別の光回線を使っているので、提供エリアも異なります。
光回線サービスは、提供エリアになっていなければ利用することができません。
光回線を利用するためには、近くまで来ている光ファイバーケーブルの引き込み工事を行って、直接ユーザーと繋ぐ必要がありますので、近くまで来ていない場所(つまり提供エリアにはなっていない)では、その光回線は利用することができません。
これは戸建て住宅で光回線を使う場合のことであり、マンション集合住宅で光回線を利用する場合は事情が異なります。
マンションで利用しやすいのはフレッツ光
マンション集合住宅で光回線を利用するためには、近くまで光回線が来ている提供エリアになっているだけでは叶いません。
マンション集合住宅での光回線利用は一戸建て住宅とは異なり、建物の共有スペース内まで引き込み工事が完了している光回線を、建物内の配線を使って各戸に接続する方法になります。
そのため、建物内に引き込み工事が完了している光回線しか、マンション集合住宅では基本的には利用することができません。
仮に建物の近くまで来ている光回線の導入工事を行う場合には、管理事務所や居住者などの同意や、賃貸物件の場合はオーナーの同意も必要になり、共有スペース内まで光回線の引き込み工事が完了させるまでには、多くの時間と手間が必要になって現実的な手段ではありません。
フレッツ光は日本中の多くの建物の共有スペース内まで、すでに引き込み工事が完了している物件が多くなっています。
auひかりの導入も進んではいますが、フレッツ光には及びません。
マンション集合住宅で利用しやすい光回線はフレッツ光です。
一戸建て住宅の提供エリアでも、「auひかり」と「ビッグローブ光」では差があります。
具体的に、それぞれの提供エリアを見ていきましょう。
「auひかり」の提供エリア
この図は、都道府県別でauひかりの戸建てが利用できるエリアを示しています。
利用できるのは、具体的に以下の地域になっています。
【北海道エリア】 北海道
【東北エリア】 青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島
【関東エリア】 東京都、神奈川、千葉、埼玉、群馬、茨城、栃木
【信越エリア】 新潟、長野
【中部エリア】 山梨
【北陸エリア】 石川、富山、福井
【中国エリア】 鳥取、岡山、島根、広島、山口
【四国エリア】 香川、徳島、愛媛、高知
【九州エリア】 福岡、大分、佐賀、宮崎、熊本、長崎、鹿児島
注意が必要なのは、地域として提供エリアになっていても、必ずしも全域では利用できないということです。
比較的人口密度の高いエリアに、基本的には限られていると言えます。
auひかりの提供エリア確認
フレッツ光(ビッグローブ光)の提供エリア
フレッツ光の提供エリアは、日本で唯一47都道府県全県になっているだけでなく、郊外や郡部まで広域に提供されています。
正確な数字は発表されていませんが、人口エリアカバー率として、東日本では概ね95%以上、西日本では概ね93%以上だといわれていて、日本中の津々浦々までカバーされていると言えます。
NTTフレッツ光の提供エリア
NTT東日本エリア
NTT西日本エリア
提供エリアは「ビッグローブ光」が圧倒的に広い
「auひかり」と「ビッグローブ光」の提供エリアを比較すると、フレッツ光を利用できる「ビッグローブ光」が圧倒的に広くなっています。
光回線サービスとスマホプランの併用でお得に使える「セット割」が、ユーザーの選択に与える影響は大きく、auひかりでは提供エリアになっていない関西エリアや東海エリアでは、auひかりでセット割の提供ができないため、関西エリアでは電力系の「eo光」、中部エリアでは同じく電力系の「コミュファ光」を、セット割対象の光回線サービスとしてauでは推奨しています。
しかし、それだけではカバーができないエリアや建物も多く、日本全国でauの「セット割」スマートバリューの適用ができる光回線サービスという手札を、KDDIが持つことのメリットは計り知れず、ライバル通信キャリアからの顧客も奪いやすいと言えます。
光コラボから別の光コラボには簡単に乗り換えが可能
(出典:NTT東日本公式)
光コラボは全て同じ光回線「フレッツ光」を使っているため、光コラボから別の光コラボに乗り換えることが、「事業者変更」という手続きだけで完了できます。
事業者変更による乗り換えは、回線導入工事が必要無く、乗り換えでインターネットが利用できない期間も生じません。
そのため、auのライバルの「ドコモ」や「ソフトバンク」の、セット割の適用を受けているスマホユーザーが、auのスマホプランに乗り換える場合でも、光コラボである「ドコモ光」「ソフトバンク光」から、工事不要の簡単手続きだけで、「ビッグローブ光」なら乗り換えが可能になります。
光コラボである「ドコモ光」「ソフトバンク光」から、フレッツ光ではない「auひかり」や電力系の光回線の場合は、手間のかかる導入工事が必要になり大きな乗り換えの障壁になります。
それとは逆に、セット割の適用を受けるauスマホユーザーが、将来的に別の通信会社に乗り換える場合も同じで、「ビッグローブ光」を使っている場合なら他社にスマホを乗り換えても、セット割に対応した別の光コラボに簡単に乗り換え可能ですが、「auひかり」や電力系の光回線の場合は、利用している光回線の廃線撤去工事を行い、新たな光回線の導入工事が必要になります。
「auひかり」と「ビッグローブ光」の開通までの期間を比較
auスマホユーザーで、これから光回線を自宅に導入しようとお考えの方は、申し込んだらできるだけ早く利用したいと思うのが人情です。
光回線には立ち会いが必要な導入工事が不可欠で、工事は専門の業者が行います。
業者のマンパワーには限界があり、既に予定が入っている日程では工事ができません。
自分の立ち会いが可能になるスケジュールと、業者の空き日程を擦り合わせて工事日を確定して、工事が完了するまでは光回線の利用はできません。
「auひかり」と「ビッグローブ光」では使う光回線が異なるため、開通するまでの期間も異なります。
auひかり
「auひかり」の申し込んでから開通するまでの目安は、マンション集合住宅で概ね2週間から1ヵ月程度・戸建てでは概ね1ヵ月から2ヵ月程度です。
フレッツ光(ビッグローブ光)
「フレッツ光」は、概ね申込みから開通するまでの期間としては2週間から1ヵ月程度です。
春先などの人の移動する繁忙期では工事が混み合うため、更に時間を要することもあります。
いずれにしても、古くから全国に電話事業を行ってきたNTT東西は、優良な数多い業者を抱えているため、開通までの期間が短くなる傾向になっています。
フレッツ光では短期間に開通する「無派遣工事」だけで完了するケースもある
(出典:NTT東日本 一部改変)
光回線の工事内容には、立ち会いの必要な「派遣工事」と、管内で行う契約者が立ち会いの必要が無い「無派遣工事」が行われます。
これは、どんな光回線でも同じです。
しかしフレッツ光では、条件が整っている(既に光回線が利用できる環境がある)場合に、立ち会いの必要が無い、「無派遣工事」だけで開通する可能性があり、その場合は最短1週間程度でビッグローブ光が開通します。
auひかりが無派遣工事だけで完了できることは、基本的にありません。
無派遣工事ができるかについては、自宅内に光回線が利用できる状況があるかどうかであり、部屋のどこかに光ファイバーケーブルが出ているケースや、以下のようなポートが設置されている場合は可能性が高くなります。
目視だけでなく、実際に回線やポートが使える状態になっているかどうかは、実際に申し込んでNTT側が調査を行ってからしか解りません。
「auひかり」と「ビッグローブ光」の料金を比較
「auひかり」と「ビッグローブ光」の、料金についても比較してみましょう。
単純な光回線サービスの月額料金の比較だけではなく、セット割も考慮したauのスマホ代まで含めた、家族3人で利用する想定で計算してみます。
まず、光回線を利用する前の、スマホプランだけで運用している場合で、契約者の多い「使い放題MAX 5Gプラン」で計算してみましょう。
家族3人以上で利用する場合は、スマホ1台につき月額1,100円の「家族割」が適用されます。
通信会社 | プラン | 基本月額 | 家族割 | 家族人数 | 1ヵ月計 |
au | 使い放題MAX 5Gプラン | 7,238円 | 1,100円 | 3人 | 18,414円 |
家族3人で利用した場合の通信費トータル費用は、月額18,414円になります。
自宅に光回線を併用することで加わる割引
自宅にauスマートバリューが適用される光回線サービスを併用することで、月額1,100円の「セット割」が適用されるのは先に述べた通りですが、加えて割引が受けられる可能性が大きくなります。
自宅に光回線を導入すれば、当然自宅でのスマホ利用も快適で高速な光回線をWi-Fiで利用することになります。
そのため、auのスマホプランのギガを消費する機会が大幅に減少します。
(出典:MM総研)
このグラフは、2023年3月1日に株式会社MM総研が調査した、「携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態(2023年1月調査)」からの引用で、Wi-Fiを除く純粋なスマホプランのギガを消費している容量のユーザー数分布を表しています。
自宅にWi-Fiが利用できる環境があれば、外出時に利用するだけのギガは概ね3GB未満になるスマホユーザーが多くなります。
そのため、光回線を自宅併用するスマホユーザーには、3GB程度のプランが最適になります。
auの無制限プランユーザーが、月に3GB未満の利用に留まった場合、スマホ1台につき月額1,650円の割引が自動的に適用されます。
auの小容量プランで3GB程度を利用する場合、割引制度を駆使した無制限プランよりも高くなり、利用するメリットがありません。
auひかり+au セット割適用の通信費トータル費用
auひかりのマンションタイプの月額料金は数種類がありますが、タイプFの月額料金で計算します。
auひかり | au 使い放題MAX 3GB未満 | 家族 | 合計 | |
マンション | 4,290円 | 3,388円 | 3人 | 14,267円 |
戸建て | 5,610円 | 3,388円 | 3人 | 15,587円 |
スマホプランだけで運用していた場合の、家族3人の通信費トータル費用と比較すると、マンション集合住宅で毎月4,147円・一戸建てで毎月2,827円安くなる計算になります。
ビッグローブ光+au セット割適用の通信費トータル費用
ビッグローブ光 | au 使い放題MAX 3GB未満 | 家族 | 合計 | |
マンション | 4,378円 | 3,388円 | 3人 | 14,355円 |
戸建て | 5,478円 | 3,388円 | 3人 | 15,455円 |
スマホプランだけで運用していた場合の、家族3人の通信費トータル費用と比較すると、マンション集合住宅で毎月4,059円・一戸建てで毎月2,959円安くなる計算になります。
更にお得に利用ができる方法もあります
auユーザーは、「セット割」スマートバリューが適用される光回線を併用することで、スマホプランだけで運用していた時の通信費トータル費用よりも、コスパ良く利用ができます。
しかし、もっとお得に利用できる方法があります。
auの無制限プランで割引制度を駆使しても、シビアに見れば3GB程度のプランに月額3,388円を支払うことになります。
auには安価に利用ができるサブブランドとして「UQモバイル」があり、auと全く同じ通信品質が利用できるのにもかかわらず、4GBのプランなら月額2,365円という安価な月額料金で提供されています。
更に、「auひかり」「ビッグローブ光」と併用すれば「セット割」が適用されて、「UQモバイル」の4GBのプランは月額1,265円で利用することができて、通信費トータル費用を下げることが可能になります。
具体的に見てみましょう。
「ビッグローブ光」+「UQモバイル」がおすすめ!
(出典:ビッグローブ光申込サイト)
auスマホユーザーが、これから自宅に光回線の導入をお考えなら、光コラボの「ビッグローブ光」をおすすめします。
利用ができる提供エリアが広く、マンション集合住宅の多くで使うことができて、開通期間も短くなり、将来的な乗り換えまで視野に入れた時に自由度でも、フレッツ光を使う「ビッグローブ光」が最適で、UQモバイルのセット割にも対応しています。
ビッグローブ光の申し込みは代理店がお得
ビッグローブ光の申し込み窓口は、公式HPよりもオンライン専門代理店を利用した方が、公式特典に加えて代理店独自の特典も併用できるのでお得になります。
今なら、ビッグローブ光を新規導入すると、20,000円のキャッシュバックが受け取れます。
工事費無料キャンペーン
新たに光回線を導入する場合には、回線の導入工事費が発生します。
ビッグローブ光の導入には最大で28,600円の標準工事費がかかりますが、今なら工事費が実質無料になるキャンペーンを行っています。
引っ越し移転時の工事費用が無料
引っ越しがある程度予想されている転勤族の方や、引っ越しする予定がある方にもビッグローブ光がおすすめです。
ビッグローブ光では何度引っ越しを行っても、その都度必要になる工事費が無料になっています。
「サブブランド」UQモバイル
(出典:UQ mobile公式サイト)
auが提供しているサブブランドの「UQモバイル」は、メインプランのauと全く同じ回線・電波が使えるキャリア回線なので、高品質な回線が安価に利用できるだけでなく、auで購入したスマホがUQモバイルでも使えます。
UQモバイルの料金プランとセット割適用後の料金
光回線のビッグローブ光と、auのサブブランドであるUQモバイルを併用する事で、スマホ1台につき最大毎月1,100円のセット割が10契約まで適用が受けられます。
UQモバイルのプランと、セット割を適用後の料金は以下の通りです。
トクトクプラン | コミコミプラン | ミニミニプラン | ||
1GB未満 | 15GB | 20GB | 4GB | |
月額料金 | 2,277円 | 3,465円 | 3,278円 | 2,365円 |
セット割 | 1,100円 | 1,100円 | 0円 | 1,100円 |
割引後 | 1,177円 | 2,365円 | 3,278円 | 1,265円 |
メインプランで割引をフル活用するためには月に3GB未満の制限がありますが、1GBの余裕があるUQモバイルの4GBプランにセット割の適用をすることで、スマホ1台が月額1,265円で利用できます。
家族3人の通信費トータル費用シミュレーション
同様に、家族3人で利用した場合の通信費トータル費用を計算してみましょう。
ビッグローブ光 | UQモバイル | 家族 | 合計 | |
マンション | 4,378円 | 1,265円 | 3人 | 7,986円 |
戸建て | 5,478円 | 1,265円 | 3人 | 9,086円 |
*auPAYカード支払い割187円も適用した場合
auの使い放題MAXとビッグローブ光を併用した場合と比較して、通信費トータル費用は毎月6,369円が安くなり、年間では76,428円お得になります。
auからUQモバイルに同じ電話番号で乗り換える方法
同じ企業が提供している、auのスマホプランから、UQモバイルに乗り換える方法は簡単で、今使っている電話番号もそのまま継続して利用ができます。
1.UQモバイルにアクセス
ページにある「お申し込み」をタップorクリック
物理的なSIMの入れ替えの場合は「SIMカード」、物理的なSIMを利用せずにスマホがeSIM対応機種の場合は、「eSIM」も選択できます。(スマホでeSIMの手続きをする場合には、Wi-Fi環境が必要です)
2.UQモバイルの申し込みページを進める
(出典:UQ mobile公式サイト)
「au/povoからの乗り換え」をチェックして、「お手続きに進む」をタップorクリックします。
確認事項が出てくるので読み進めて、「進む」をタップorクリックします。
出てきたauID確認画面で本人確認ができれば、料金プランとオプションを選択して手続き完了です。
「auひかり」でも「UQモバイル」に乗り換えがおすすめ!
既にauひかりをご利用中のユーザーや、auひかりが提供エリアでご利用をお考えの方も、スマホプランは「UQモバイル」に乗り換えた方が、通信費トータル費用を節約できてお得です。
家族3人の通信費トータル費用シミュレーション
auひかり | UQモバイル | 家族 | 合計 | |
マンション | 4,290円 | 1,265円 | 3人 | 7,898円 |
戸建て | 5,610円 | 1,265円 | 3人 | 9,218円 |
auの使い放題MAXとauひかりを併用した場合と比較して、通信費トータル費用は毎月6,369円が安くなり、年間では76,428円お得になります。