auのスマホプランをご利用中のユーザーは、auショップ一押しのメインプランである「使い放題MAXプラン」を契約している方が多く、高品質なau回線をデータ使い放題の通信環境で持てるメリットは大きいと言えます。
しかし、各種割引を適用しない月額料金は7,238円で、毎月の支払い額には閉口している方も少なくありません。
価格志向のauユーザーの多くが、安価に利用できる別のスマホプランへ乗り換える行動をとられては、巨大な設備投資をしている通信事業では最も大切な顧客数の安定確保に背きますから、そんなユーザーの受け皿になる2種類のスマホプラン、「UQモバイル」「povo」がKDDIでは用意されています。
KDDIの本音としては、客単価の高いauを利用してもらいたいけれど、顧客流出するよりは、単価が下がっても自社のサービスを引き続き利用してもらいたいですから、逆に考えれば、コスパ良くau回線を利用したいユーザーなら使わない手はありませんよね。
コスパ良く使える「UQモバイル」と「povo」は、どちらを選ぶのが良いのか?
料金・サービスを比較して解説していきます。
「UQモバイル」「povo」は格安SIMではない
安価に利用できるスマホプランの選択肢としては、「UQモバイル」「povo」以外にも色々あります。
安いスマホプランの代名詞として「格安SIM」がありますが、UQモバイル・povoは安価に使えるスマホプランですが格安SIMではなく、明確な違いがあります。
通信会社には「MNO」と「MVNO」がある
通信会社を大きく分けると、「MNO」と「MVNO」があります。
「MNO」はMobile Network Operatorを略したもので、自社でアンテナ基地局や通信網などの整備を行っている通信キャリアの事で、日本にはドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの4社があります。
「UQモバイル」はauのサブブランドのMNOとして運営されていて、「povo」はauを擁するKDDIのオンライン専用プランのMNOとして運営されています。
「MVNO」はMobile Virtual Network Operatorを略したもので、自社で設備を持たずにMNOから回線の一部を借りることで、安価にスマホプランを提供している格安SIMの事を指します。
MNOとMVNOの最も大きな違いは、自社回線をフルに使えるMNOと、借り受けている回線の一部しか利用ができないMVNOの違いです。
もう少し、その違いについて詳しくご説明しましょう。
通信キャリア(MNO)と格安SIM(MVNO)の違い
格安SIMは、繋がりにくい・繋がるエリアが狭いというような、誤解も一部にはあるようですが、通信キャリアと格安SIMは使える電波(周波数帯)や基地アンテナに差違は無く同じです。
たとえば、ドコモの回線の一部を利用している格安SIMでは、MNOのドコモスマホが繋がる場所では同じように繋がりますし、ドコモが繋がらない場所では格安SIMも繋がらないということです。
MNOとMVNOで電波や使えるアンテナ基地局は同じですが、使える回線が一部なのか全部なのかが違うところで、ちょっと解りにくいので道路を用いてご説明しましょう。
格安SIMは回線の一部しか使えない
格安SIM(MVNO)は回線の一部しか使えなくても、通常利用にはもちろん何の支障もありません。
道路に例えるなら、車線の一部しかMVNOは利用ができないということで、上の図では6車線ある道路で2車線しか利用できないことを表しています。
通常の時間帯(それほど混み合っていない)では、問題無く走行が可能で目的に到達することができます。
しかし、多くのユーザーが同じ時間帯に利用する、お昼休みなどでは一気に混み合って様相が変わってきます。
こうなると、MVNOでは思ったように走行することが難しくなり、必然的に到達時間が遅くなります。
同じ時間帯のMNOもユーザーが一気に増加しますが、使える車線に余裕があるので、MVNOほどの影響は受けません。
これは、利用が集中する時間帯では、通信キャリアMNOに比べて格安SIMの通信速度が顕著に遅くなることを表しています。
MVNOの通信速度は相対的にMNOに比較して遅くなる
実際に利用しているユーザーが通信速度を計測している「みんなのネット回線速度」で、直近3ヵ月のMNOとMVNOのダウンロード速度の平均値を比較すると、MNOが96.3Mbps・MVNOが58.8Mbpsになっていて大きな差があります。
これはあくまで全ての時間帯、数多くある格安SIMの平均値ですから、ユーザー数に対して適切な車線数を確保している格安SIMもあれば、明らかに詰め込みすぎの格安SIMも存在していると考えられます。
ただ、格安SIMである以上は安価なプランを提供する必要があり、どんなに快適な格安SIMでも、お昼休みの混雑時でも快適に使える車線を用意していては到底採算が合いません。
通信速度や回線品質を求めるなら、MNOのスマホプランの選択が最適だと言えます。
「UQモバイル」「povo」はMNOのスマホプラン
同じKDDIが提供していても、auに比較すれば安価に使える「UQモバイル」「povo」ですが、auと同様の通信品質が利用できるのでお得です。
高品質なau回線をお得に利用ができる点では同じでも、「UQモバイル」「povo」のプラン内容やコンセプトには大きな違いがあります。
詳しく見ていきましょう。
「UQモバイル」の料金プラン
UQモバイルはauのサブブランドで、3つのプランを展開しています。
トクトクプラン | コミコミプラン | ミニミニプラン | ||
1GB未満 | 15GB | 20GB | 4GB | |
月額料金 | 2,277円 | 3,465円 | 3,278円 | 2,365円 |
他のサブブランドとしては、ソフトバンクのワイモバイルがありますが、ワイモバイルや他の格安SIMのプラン構成の多くは、シンプルな容量別になっているケースが多いのですが、UQモバイルは比較すれば少々特殊だと言えます。
トクトクプラン
トクトクプランは、この一つのプランでサブブランドへのニーズの大半を引き受ける、UQモバイルのプランで中心を担っていると言えます。
auの小容量プラン「スマホミニプラン」(月額3,465円~6,215円)は、利用容量によって料金が変わる従量制で、最大のデータ容量は4GBになっています。
それを超える容量が欲しいユーザーは、auプランでは無制限利用が可能な「使い放題MAXプラン」(月額7,238円)しか選択肢が無く、その狭間である中容量の15GBが、auの小容量プラン「スマホミニプラン」の最小時(~1GBまで)と同じ金額で、UQモバイルでは提供されています。
さらに、インターネットのスマホ利用が極めて少ない1GB未満/月のユーザーは、自動的に2,277円に割引される、全方位に気を配ったプランになっています。
コミコミプラン
コミコミプランの成り立ちは、少々特殊な事情を背負っています。
コミコミプランは月に20GBの容量が利用できて、国内通話10分までなら何回通話しても無料で通話し放題が標準装備されています。
この内容にピンとくる方もいらっしゃると思いますが、仮想敵国はドコモのオンライン専用プランである「ahamo」(月額2,970円)です。
ahamoとコミコミプランの容量は同じ20GBですが、国内通話無料についてahamoが1通話5分なのに対して、コミコミプランでは10分になっていて、その分の価格で多少高くなっていると推察できます。
しかし、ahamoはオンライン専用プランであり、基本的にショップ店頭でのフォローを受けることができません(一部別料金で可)が、UQモバイルは全国のショップでフォローが受けられる、auのサブブランドの違いがあります。
オンライン専用プランは、ショップ利用などのコストを切り詰めて、安価に提供される成り立ちなので、同じような価格帯でショップが利用できるコミコミプランは、大きなアドバンテージがあると言えます。
元々はahamoの直接のコンペティターとして誕生した、ahamoと極めて近いサービス内容だった「povo」が、後述する「povo2.0」で全くコンセプトもプラン内容も一新されたため、KDDIグループとしては空白になった対ahamo戦略として、コミコミプランの成り立ちがあります。
ミニミニプラン
ミニミニプランは、auの「スマホミニプラン」(月額3,465円~6,215円)の最大容量4GB(6,215円)を、大幅に安い2,365円で高品質なau回線を利用することができて、小容量でOKのユーザーにコスパは抜群です。
自宅で光回線などの無制限利用が可能なWi-Fiが利用できる環境があれば、契約しているスマホプランのギガを消費するのは外出時だけに限定されるため、多くのスマホユーザーのギガ消費は月に3GB未満程度に収まり、1GB余裕のあるミニミニプランの使い勝手は抜群です。
後述するセット割が適用される光回線と併用することで、格安SIMにも遜色ない月額料金になり、更にコスパ抜群の通信環境になります。
「povo2.0」の料金(トッピング)プラン
前述のように、ahamoのKDDI陣営による対抗馬として、20GBのワンプランのオンライン専用プランとして誕生したpovoですが、このプランの新規加入は既に停止されていて、リニューアルされたpovo2.0では、全く別の今までにないコンセプトに変わっています。
povo2.0が革新的なのは、基本料やプランという概念が無く、インターネットの利用でデータ容量が必要な時にだけ、トッピングと呼ばれるデータ容量のチャージを行う使い方になっていることです。
そのため、全く使わなかった月には費用が0円で、スマホの電話番号が維持できます。
(*180日間課金が無い場合には解約されます)
povo2.0のトッピング内容は、小容量から大容量まで豊富で、利用できる期間も色々と用意がされていて、自分のニーズに合った最適な使い方ができるようになっています。
povo2.0のユーザーは専用のアプリを使って、いつでも必要な時にトッピングができます。
使い放題 データトッピング
種類 | トッピング詳細 | 料金 |
使い放題 データトッピング | データ使い放題 | 330円/24時間 |
データ使い放題 | 9,834円/7日間×12回 |
スマホプランで使い放題というと、今までは無制限プランという高額な料金で1か月使い放題という概念を崩し、インターネットを使いたい時だけ自由に使える通信環境を、短期間だけ構築できるようにしたのが、povo2.0の使い放題データトッピングです。
24時間のデータ使い放題トッピングは厳密に24時間ではなく、次の深夜0時を迎えるまでだったので、たとえば月曜日の朝5時にトッピングすれば、翌日の火曜日の深夜0時まで利用することができて、実質月曜日と火曜の2日間の利用が可能でした。
しかし、2024年の8月17日に発表された改訂では、2024年9月17日以降は厳密な24時間になり、月曜の朝5時にトッピングすれば、利用ができるのは火曜の朝5時までになります。
それでも、このトッピングのコスパは抜群だと言えます。
たとえば、旅行に出かけて長距離を4人で移動する時に、povo2.0のデータ使い放題を一人が利用すれば、テザリングやモバイルルーターのSIMとして使うことで、4人全員が丸一日330円(一人あたり82円50銭)のコストでWi-Fiが無制限に利用できるようになります。
このトッピングの評判が良く、7日間を12回に渡ってデータ使い放題が利用できるトッピングが、2024年の4月から加わっています。
普段は殆ど使わないけれど、週末の休みにはまとめてたっぷり利用する、出張で出かけることが多いタイプのユーザーなら、一般的な月額無制限プランを利用するよりもコスパは良くなります。
短期間 データトッピング
種類 | トッピング詳細 | 料金 |
短期間 データトッピング | データ1GB追加 | 390円/7日間 |
データ3GB追加 | 990円/30日間 | |
データ20GB追加 | 2,700円/30日間 |
有効期限が7日間から30日間と、比較的短い期間のトッピングです。
一般的に使い勝手が良いのは、3GBを990円で30日間の利用ができるトッピングで、格安SIM並の料金で1か月3GBが利用できるようになります。
他の通常の3GBプランでは、月末に容量不足に陥れば、割高なデータを追加するか、月末まで不便を強いられる様になりますが、povo2.0なら月末を待たずに再度トッピングを行えば、快適な通信環境をコスパ良く維持できます。
通常のプランとは異なり、毎月トッピングを行う一手間が増えますが、安価に高品質な通信回線を維持することができます。
中期間 データトッピング
種類 | トッピング詳細 | 料金 |
中期間 データトッピング | データ60GB追加 | 6,490円/90日間 |
データ300GB追加 | 9,834円/90日間 |
90日の有効期限になるトッピングは、大きなデータ容量が必要な方にコスパが良く、毎月トッピングする手間も大幅に省くことができます。
90日間60GBが利用できるトッピングは6,490円なので、1か月に換算すれば約2,163円で月に20GBが利用できる計算になります。
コスパ良く20GBが利用できるだけでなく、一般的なスマホプランとは異なり、月に20GBを超過しても快適に利用できる環境が維持できます。
300GBのトッピングでは、月に100GBが3,278円で利用できる計算になります。
長期間 データトッピング
種類 | トッピング詳細 | 料金 |
長期間 データトッピング | データ1GB追加 | 1,260円/180日間 |
データ150GB追加 | 12,980円/180日間 | |
データ120GB追加 | 21,600円/365日間 | |
データ300GB追加 | 24,800円/365日間 |
180日から365日ですから、半年から1年の有効期限になっているトッピングです。
180日間1GBが使えるトッピングは、2024年8月14日からスタートしたもので、殆どインターネットの利用をしないユーザーが、月割りにすると210円で利用ができるプランになると言えます。
また、SIMが2枚利用できるスマホなら、デュアルSIMでサブ回線として利用すれば使い勝手が良くなります。
たとえば、楽天モバイルをメインで使っているユーザーが、店舗などでスマホ決済が利用できない状態になっても、povo2.0の回線に切り替えることでトラブルが回避できます。
通信キャリア各社では、大規模な通信障害の発生したことが記憶に新しいですが、au以外の回線をメインにしているユーザーの、通信障害リスクを回避する保険として、サブ回線を月額210円で確保しておくことは合理的です。
365日間有効のトッピングも2024年8月14日からスタートしたもので、1年間のデータ容量代を先払いすることで、手間無くコスパ良くau回線が利用できます。
120GBの場合なら、月に10GBが月額1,800円で利用できる計算になります。
「UQモバイル」「povo」それぞれのメリット・デメリット
「UQモバイル」と「povo」の、それぞれの特徴を踏まえた、メリットとデメリットを見ていきましょう。
割引制度
auのスマホプランでは、何らかの割引を受けて利用している方が多いと思いますが、「UQモバイル」と「povo」は割引制度に大きな違いがあります。
UQモバイル
UQモバイルでは、対象の自宅で利用する光回線サービスなどの併用で、最大1,100円のセット割と、複数の家族で利用した場合に最大550円の家族割があります。
2つの割引を併用することはできず、どちらか一つが適用されます。
「UQモバイル」と「povo」の料金を比較すれば、相対的にpovo2.0の料金が安く見えますが、割引を活用すればUQモバイルの料金も遜色が無くなります。
自宅で対象の光回線を利用した場合の、セット割適用後のUQモバイルの料金を見てみましょう。
トクトクプラン | コミコミプラン | ミニミニプラン | ||
1GB未満 | 15GB | 20GB | 4GB | |
月額料金 | 2,277円 | 3,465円 | 3,278円 | 2,365円 |
セット割 | 1,100円 | 1,100円 | 0円 | 1,100円 |
割引後 | 1,177円 | 2,365円 | 3,278円 | 1,265円 |
前述のように、自宅に別回線を導入してWi-Fiが利用できる環境にあるユーザーは、概ね3GB未満程度の利用に収まりますから、4GBが利用できる「ミニミニプラン」が最適で、セット割を適用すれば月額1,265円で利用ができます。
povo2.0では3GBが990円ですから、UQモバイルのミニミニプランは4GBが1,265円になるため、1GB辺りで換算すればUQモバイルの方が安くなります。
光回線を併用してセット割を活用することで、高速無制限の環境をコスパ良く利用できるのは、UQモバイルの大きなメリットです。
povo2.0
povo2.0には割引制度は存在しておらず、価格表通りのシンプルな構成になっています。
割引制度の適用が無いのはデメリットとも言えますが、見方を変えれば自由に好きな光回線サービスなどを利用できることでもあり、利用者の考え方によってはメリットにもなります。
自由に自分の意思で、都度のトッピングの手間を惜しまないユーザーには、統一感のあるスマホプランだと言えます。
店舗利用
契約するのはどちらもオンラインがおすすめですが、トラブル時に店舗が利用できるかどうかは、「UQモバイル」と「povo」で大きな差があります。
UQモバイル
UQモバイルは、全国にある店舗を利用することができます。
何か解らないことが発生する、困ったことを解決したい時に、通信キャリアを今までご利用になってきたユーザーには、安価に利用できるだけでなく、いざという時にショップが利用できるのは大きな安心感であり、UQモバイルのメリットです。
povo2.0
povo2.0はオンライン専用プランなので、ショップを利用することができません。
基本的に自己解決が求められるpovo2.0は、スマホ操作などに不安のある方にとっては大きなデメリットです。
「UQモバイル」「povo」それぞれの最適なユーザー像
ここまで見てきたように、同じKDDIが安価に提供しているスマホプランの「UQモバイル」と「povo」ですが、その内容は大きく異なっています。
「UQモバイル」と「povo」という二つの選択肢で、ユーザー像で選ぶならどっち?を考えてみましょう。
何者にも縛られたくないユーザー
一定のITスキルがあり、トラブル時にもある程度自己解決が可能で、スマホの設定などにも不安が無い、自由に自分の意思で選択したいユーザーには、povo2.0が最適です。
お仕着せのプランではなく、自分の利用の仕方に通信会社が合わせる使い方は、povo2.0だからこそ実現することができます。
通信環境に気を回したくないユーザー
povo2.0では利用に合わせて都度トッピングを行う必要があり、有効期限内に使い切れなかったデータは自動的に消滅する仕組みになっていて、それなりに現在の利用状況に対して気を回す必要があります。
UQモバイルは毎月決まった容量が割り当てられて、使い切れなかった容量は翌月に自動的に繰り越されて、手間無く通信環境を利用することができます。
UQモバイルならトラブルが発生しても、povo2.0には無い駆け込めるショップがあります。
面倒くさいことが苦手で、快適に使いたいユーザーにはUQモバイルが最適です。
サブ回線ニーズのユーザー
予備のスマートフォン用や、2枚のSIMが使えるデュアルSIM対応のスマホで使う予備回線としてのニーズなら、povo2.0が最適です。
povo2.0なら使わない時は基本料さえ掛からず、サブ回線がコスパ良く維持できます。
e-SIMという、物理的なSIMを使わないで利用ができるタブレットやスマホなら、povo2.0のデータ通信専用の契約が本人確認不要でできて、直ぐにインターネットの利用ができるようになります。
単身利用者ユーザー
単身利用者の場合は家族割が利用できないので、最初から割引制度のないpovo2.0が最適です。
単身利用者でも大容量をコンスタントに利用するなら、スマホプランだけで運用するよりも、この後にご紹介する光回線+UQモバイルの方が快適に利用できます。
大容量を使うユーザー
インターネットの利用量は、年々増加傾向が明らかです。
(出典;総務省)
このデータは、総務省が2024年2月21日に発表している、「我が国のインターネットにおけるトラヒックの集計結果(2023年11月分)」です。
年々増加しているインターネット利用量は、今後も増加していくことが見込まれます。
1か月に100GB以上のインターネット利用を、「使い放題MAX」などのスマホの無制限プランでしている方は、「UQモバイル」「povo」に乗り換えることで、同じ使い方をするなら必ずしもコスパは良くならず、使い勝手も悪くなる可能性が大きいと言えます。
そのため、現在使っている無制限プランを継続利用するのも手段の一つですが、よりコスパ良く快適な通信環境を実現するには、自宅にUQモバイルにセット割が適用される光回線を導入して、UQモバイルをスマホプランとして併用するのが最適です。
UQモバイルにセット割が適用される最適な光回線は?
UQモバイルにセット割が適用される光回線としては、KDDIが提供する「auひかり」の他、電力管内で電力会社が提供している「電力系光回線」、限られたエリアで展開されている「ケーブルテレビ系光回線」、NTT東西のフレッツ光を使う「光コラボ」があります。
この中で多くの方におすすめするのは、「光コラボ」です。
光コラボは、光回線で唯一全国47都道府県全県をカバーしているNTT東西の光回線「フレッツ光」を使う光回線サービスで、日本中の多くが提供エリアになっていて、マンションでも利用ができる確率が最も高くなっています。
具体的に、おすすめの光コラボとUQモバイルの組み合わせで、通信費トータル費用を考えてみましょう。
「UQモバイル」にセット割が適用される「ビッグローブ光」でコスパ良く利用できる
(出典:ビッグローブ光申込サイト)
UQモバイルにセット割が適用される光回線では、NTT東西の光回線フレッツ光を使う光コラボの「ビッグローブ光」が最もおすすめです。
プロバイダとしてのビッグローブは、インターネットの創生期から日本のインターネットを牽引してきた老舗で、数多くのノウハウと技術力に定評があります。
ビッグローブ光の月額料金は、マンション集合住宅4,378円・一戸建て住宅5,478円です。
キャッシュバックキャンペーン
ビッグローブ光を新規契約すると、今ならキャッシュバックが受け取れるキャンペーンが行われています。
工事費無料キャンペーン
光回線を導入する場合には、プロの業者による導入工事の費用が発生します。
ビッグローブ光の導入には最大で28,600円の標準工事費がかかりますが、今なら工事費が実質無料になるキャンペーンが行われています。
引っ越し移転時の工事費用が無料
将来引っ越しをする場合には、引っ越し先でも光回線の導入工事は必要であり、工事費用もその都度かかってきます。
ビッグローブ光では何度引っ越しを行っても、その都度必要になる工事費が無料になっています。
転勤族の方や引っ越しする予定がある方にも、ビッグローブ光がおすすめです。
家族3人で利用した場合の通信費トータル費用
ビッグローブ光は、KDDI傘下にあるグループ企業のビッグローブ株式会社が運営しているため、au・UQモバイルのスマホプランを併用することで、毎月のスマホ代が割引される「セット割」が適用されて、コスパ良く使えます。
スマホプラン(使い放題MAX)だけで利用した場合と、ビッグローブ光とUQモバイルを併用した場合を、それぞれ通信費トータル費用を計算してみましょう。
使い放題MAXプランの場合
容量 | 無制限 |
基本月額 | 7,238円 |
家族割 | 1,100円 |
割引後 | 6,138円 |
家族3人分 | 18,414円 |
使い放題MAXの月額料金は7,238円ですが、3人以上で適用される家族割1,100円が割引されます。
割引後の月額料金はスマホ1台につき6,138円になり、家族3人分の通信費トータル費用は18,414円になります。
ビッグローブ光+UQモバイルの場合
ビッグローブ光 | UQモバイル | 家族 | 合計 | |
マンション | 4,378円 | 1,265円 | 3人 | 7,986円 |
戸建て | 5,478円 | 1,265円 | 3人 | 9,086円 |
*auPAYカードで支払う場合
通信費トータル費用は、マンション利用7,986円・戸建て利用9,086円になり、スマホプランの使い放題MAXだけで運用している時よりも、毎月マンション利用で10,428円・戸建て利用で9,328円が安くなり、抜群のコスパで高速無制限の通信環境を利用できます。