auのスマホプランには、インターネットを無制限に利用ができるプラン「使い放題MAX」が用意されていて、使いたい時にいつでも、どれだけでも利用することが可能になっています。
昨今では動画サービスが充実していて、定額で動画作品が見放題になるサブスクや、無料で楽しめるテレビ番組の見逃し配信TVerやYouTubeも、どれだけ見ても見飽きることがありません。
これらの動画視聴は短時間で多くのデータ量を消費するので、小さな容量制限のあるスマホプランでは、すぐ上限に達してしまい利用ができなくなります。
しかし、無制限プランの使い放題MAXを契約していれば、事実上再現無く視聴が可能です。
ただ、インターネットの利用が進むと、他の端末機器でも利用したい願望が出てくるのは自然なことで、大画面で迫力ある動画視聴が行えるテレビを利用する、気軽に持ち運べるスマホよりも大きな画面のタブレットや、パソコンでの利用がしたくなるのは当然です。
ゲーム機の利用もインターネット接続ができる前提が主流になり、増加しているIoT家電はインターネットに常時接続できることで、始めてその本来のポテンシャルが発揮できます。
これらのインターネット利用が進めば、スマホプランだけで使うのは困難であり、自宅にインターネット回線を導入して、Wi-Fiが利用できる環境を整えるのが最適だと言えます。
自宅に導入するWi-Fi用の回線として、有線の光ファイバーケーブルを導入する光回線サービスと、無線を使ったホームルーターがあり、どちらも家族で利用ができるWi-Fi用の回線として役目を果たすことが可能です。
auのスマホプランを使っているユーザーに、自宅で利用するWi-Fi用の回線は無線のホームルーターか?光回線なのか?最適なのはどちらなのか?について解説します。
自宅のWi-Fi用ネット回線、光回線と無線回線とは?
自宅でWi-Fiが利用できる環境を整えるためには、スマホとは別のインターネット回線を導入する必要があり、その手段としては「光回線」と「無線回線」の2通りがあります。
無線回線には据え置き型のホームルーターと、バッテリー駆動で持ち運びが可能なモバイルルーターがありますが、モバイルルーターは単身利用のライトユーザーに向いていて、光回線と同様に常時高速接続という使い道には向いていません。
光回線とホームルーターの導入目的は同じで、幅広い機器や端末などで、高速に常時接続のインターネット利用が可能になることにあります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
光回線
光回線は、有線の光ファイバーケーブルを使うインターネット回線です。
光回線のメリット
有線のケーブルを使うため他の影響を受けにくく、安定した高速な通信環境を利用することができます。
光回線のデメリット
立ち会いが必要な、回線導入工事が必要になります。
申し込んでから工事が完了してインターネットが利用できる様になるまでに、一定の期間がかかります。
光回線を利用するためには、戸建ての場合では近くまで光回線が来ている(提供エリアになっている)必要があり、マンションの場合では建物の共有スペース内まで、光回線の引き込み工事が完了している必要があります。
これらを満たしていない場所や建物では、光回線を利用することができません。
光回線自体にはWi-Fiを飛ばす機能が無く、自宅でWi-Fiを利用するためには、Wi-Fiルーターが別途必要になります。
光回線サービスによっては、Wi-Fiルーターをレンタルできるものもありますが、プレゼントをしているケースもあります。
ホームルーター
ホームルーターは、スマホと同様に無線を使うインターネット回線です。
ホームルーターのメリット
導入時に工事の必要が無く、コンセントに挿すだけでインターネット回線が開通します。
申し込みから開通までの期間が、工事の必要な光回線よりも短くなっています。
ホームルーター自体にWi-Fiルーターの機能も内蔵されているため、手軽にWi-Fi環境の構築が可能です。
ホームルーターのデメリット
無線を使うため、利用する場所の環境によって通信品質が左右され、ロスも多くなるため光回線ほどの安定感は望めません。
ホームルーター本体を購入する費用がかかります。
通信速度が早いのは「光回線」?「ホームルーター」?
どうせ利用するなら、通信速度は速ければ速いほど良いですよね。
通信速度はbpsという、1秒間にどれくらいのデータ量(ビット)を扱えるのか?の単位で表され、数値が大きいほど速いと言えます。
光回線で多く普及している一般的なタイプの通信速度は1Gbpsですが、無線を使うホームルーターはサービスによって異なっています。
たとえばau系の5Gを使う最新のホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」では、光回線の4.2倍にあたる4.2Gbpsになっています。
しかし、この通信速度は公称値と呼ばれている計算上の理論値であり、実際に利用ができる通信速度とは大きな乖離があります。
利用者が回線速度を計測している「みんなのネット回線速度」で、実際に出ている通信速度の直近3カ月間の平均値を比較してみましょう。
回線 | Ping | 下り | 上り |
光回線 | 17.2ms | 374.7Mbps | 404.1Mbps |
ホームルーター | 45.8ms | 173.0Mbps | 24.0Mbps |
通信速度には下り(ダウンロード)と上り(アップロード)で異なりますが、どちらも通信速度を比較すれば光回線の圧勝です。
Pingはレスポンスを表す数値で、数値が小さいほど反応速度が速いと言えます。
通常のインターネット利用では50ms程度で問題はありませんが、オンラインゲームなど反応速度が必要な場合の目安は20ms以下程度が必要で、光回線の方が圧倒的に優位に戦えると言えます。
実際に利用ができる通信速度では、光回線の方が大きく勝っています。
無制限に利用できるのは「光回線」?「ホームルーター」?
自宅で使う回線に使える容量の制限があるのは、使い勝手が著しく悪くなるのは想像に難くないですよね。
光回線もホームルーターも、無制限に利用ができることが明記されています。
しかし、同じ無制限利用が可能であっても、両者には使い勝手に大きな差があります。
たとえば、au系のホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」では、無制限の利用を標榜しつつ、速度制限について以下が明記されています。
より多くのお客さまにWiMAX +5Gを快適にご利用いただくために、一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。
(出典:UQ WiMAX公式)
また、ホームルーターでは利用している電波がauのスマホとは異なり、利用ができる範囲が狭くなっていて、auの電波を使うためには月額1,100円のプラスエリアオプション料金がかかることに加えて、その場合は契約する条件にも依りますが、最大で月に30GBの容量までしか使うことしかできません。
光回線にはどれだけ大量にデータを利用しても、制限がかかることが一切ありません。
本当の意味で無制限に利用ができるのは、光回線だと言えます。
結論:自宅のWi-Fi回線は「光回線」が最適
これらのことから、自宅のWi-Fi用回線として最適なのは「光回線」です。
導入工事を行う必要はありますが、快適で高速な通信環境を無制限に利用するには、光回線の方がおすすめです。
自宅に光回線の工事が行えない、自宅が光回線の提供エリアになっていない、マンションに光回線が導入されていない、直ぐに引っ越す予定があるなど、何らかの光回線が利用できない事情がある場合には、「ホームルーター」の導入が最適です。
auユーザーのコスパの良い自宅Wi-Fi回線導入は「スマートバリュー」適用
(出典:au公式)
光回線サービスには数百を超えるものがありますし、ホームルーターは通信キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)各社から提供されています。
auのスマホプランを利用しているユーザーが、自宅に導入するWi-Fi用の回線を選択する場合、auスマートバリューが適用できるものが最適で、通信費トータル費用が節約できる大きなポイントになります。
auスマホユーザーが、auスマートバリューが適用される自宅Wi-Fi用の回線を併用することで、毎月のスマホ代が家族の分まで含めて割り引かれる「セット割」が受けられます。
(*固定電話を契約する必要があります 概ね月額550円程度)
auスマートバリューの割引額
使っているスマホプランによって、割引金額は変わってきます。
すでに家族割が適用されている場合でも、それに加えて割引が受けられます。
スマートバリューの割引金額の一例は、以下の通りです。
スマートバリューの割引金額一例
スマホプラン | スマホ1台の割引月額 |
使い放題MAX5G・4Gプラン | 1,100円 |
データMAX 5G/4G LTE | |
auデータMAXプラン | |
スマホミニプラン 5G・4G | 550円 |
ピタットプラン 5G/4G LTE |
契約者が多い使い放題MAXプランでは、毎月スマホ1台につき1,100円の割引が加算されます。
たとえば家族4人で利用した場合では、毎月のスマホ代から合計4,400円の割引が適用されて、家族割も併用できるため合算すれば、毎月8,800円の割引が受けられることになります。
快適にWi-Fiが利用できる通信環境を自宅に導入しても、それにかかる毎月の費用は家族で利用する場合なら簡単にペイできそうで、利便性だけが享受できることになります。
auスマートバリューが適用される自宅のWi-Fi用回線
auスマートバリューが適用される光回線には、「auひかり」などのKDDIが提供しているKDDI系光回線、電力会社系列の「電力系」光回線、狭い範囲のエリアで提供されている「ケーブルテレビ系」光回線、NTT東西の光回線フレッツ光を使う「光コラボ」があります。
マンション利用でスマートバリュー適用の光回線
光回線 | 月額料金 | 対象エリア | 光回線系列 |
auひかり | 4,180円 | 近畿・東海以外の全国 | KDDI系 |
auひかり ちゅら | 4,719円 | 沖縄 | KDDI系 |
eo光 | 5,447円 | 近畿 | 電力系 |
コミュファ光 | 4,070円 | 東海 | 電力系 |
ピカラ光 | 3,740円 | 四国 | 電力系 |
BBIQ光 | 4,510円 | 九州 | 電力系 |
メガエッグ光 | 4,070円 | 中国 | 電力系 |
So-net光プラス M | 4,895円 | 全国 | フレッツ光系 光コラボ |
ビッグローブ光 | 4,378円 | 全国 | フレッツ光系 光コラボ |
@nifty光 | 4,378円 | 全国 | フレッツ光系 光コラボ |
エディオンネット | 4,455円 | 全国 | フレッツ光系 光コラボ |
@T COMヒカリ | 4,180円 | 静岡県以外の全国 | フレッツ光系 光コラボ |
ひかりゆいまーる | 4,180円 | 沖縄 | フレッツ光系 光コラボ |
マンションで光回線を利用するためには、基本的に建物の共有スペース内まで引き込み工事が完了している必要があります。
戸建て利用でスマートバリュー適用の光回線
光回線 | 月額料金 | 対象エリア | 光回線系列 |
auひかり | 5,610円 | 近畿・東海以外の全国 | KDDI系 |
auひかり ちゅら | 6,039円 | 沖縄 | KDDI系 |
eo光 | 5,448円 | 近畿 | 電力系 |
コミュファ光 | 5,170円 | 東海 | 電力系 |
ピカラ光 | 4,950円 | 四国 | 電力系 |
BBIQ光 | 5,830円 | 九州 | 電力系 |
メガエッグ光 | 5,710円 | 中国 | 電力系 |
So-net光プラス M | 5,995円 | 全国 | フレッツ光系 光コラボ |
ビッグローブ光 | 5,478円 | 全国 | フレッツ光系 光コラボ |
@nifty光 | 5,720円 | 全国 | フレッツ光系 光コラボ |
エディオンネット | 5,610円 | 全国 | フレッツ光系 光コラボ |
@T COMヒカリ | 5,610円 | 静岡県以外の全国 | フレッツ光系 光コラボ |
ひかりゆいまーる | 5,720円 | 沖縄 | フレッツ光系 光コラボ |
光回線を戸建てで利用する場合、提供エリアになっている必要があります。
スマートバリュー適用のケーブルテレビ系光回線
極めて限られた提供エリアになっていることが多い、ケーブルテレビ系光回線にも、auスマートバリューが適用されるものがあります。
詳細は公式HPで御確認ください。
スマートバリュー適用のホームルーター
(出典:UQ WiMAX公式)
WiMAX系のホームルーターは、auスマートバリューが適用され、光回線の導入が難しいユーザーに最適な自宅のWi-Fi回線です。
代表的なKDDI直径のUQ WiMAXのホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」をご紹介しておきましょう。
月額料金
1年目(13ヵ月)月額4,268円 2年目以降 月額4,950円
本体代金が別途に月々220円×36回=7,920円
auユーザーに最適な光回線は「光コラボ」
(出典:NTT西日本*一部改変)
ここまで見てきた様に、auスマートバリューが適用される光回線サービスは多くありますが、最適なのはNTT東西の光回線フレッツ光を使う「光コラボ」です。
光コラボはNTT東西の光回線フレッツ光を、NTT東西が接続業者プロバイダに卸提供を行い、プロバイダが自社の業務と回線をワンセットにして提供している光回線サービスで、前述のauスマートバリューが適用されるものも含めて、NTT東日本エリアで530社・NTT西日本エリアで235社から提供されています。
なぜ?auスマホプランをご利用中のユーザーの光回線として、「光コラボ」をおすすめするのかについて、見ていきましょう。
提供されているエリア・建物の優位性
光コラボはNTT東西の光回線フレッツ光を使う光回線サービスなので、フレッツ光の提供エリア・フレッツ光が建物に導入されているフレッツ光対応マンションで利用できます。
フレッツ光は日本で唯一47都道府県全県を網羅しているだけでなく、都市部だけでなく郡部までカバーする圧倒的な人口エリアカバー率を誇り、日本中の建物に最も多く導入されている光回線であり、そのメリットは光コラボで丸々享受することができます。
光コラボは、光回線サービスの中で最も利用がし易いと言えます。
フレッツ光 提供エリア 東日本
フレッツ光 提供エリア 西日本
将来の引っ越し後も継続利用が可能
利用ができる場所や建物の優位性は、将来の引っ越しがあっても対応力に他回線と差が付きます。
光コラボなら日本中の多くの場所に対応しているので、光回線難民にならず継続して利用することが可能です。
継続して利用するのにも、引っ越し先で導入工事が必要になりますが、光コラボの中には何度引っ越しを行っても、工事費の負担が無料というものもあります。
開通までの期間が短い
光回線の申し込みをしたら、早くインターネットに利用したいのが人情ですよね。
光回線は申し込みを行っても直ぐに利用はできず、工事日程を決める必要があります。
工事には立ち会いが必要なので、ご自身のスケジュールと工事業者の空きスケジュールを擦り合わせる必要があり、他回線では1ヵ月程度から場合によっては数ヵ月先の工事になり、開通するまでの時間をそれなりに見ておく必要があります。
フレッツ光を管理するNTT東西は、全国に固定電話網を持っていることで多くの優良な工事業者を抱えているため、抜群の対応力を誇ります。
それが工事日の短期間にも繋がり、光コラボでは概ね2週間から1ヵ月程度で開通しています。
*春先や秋口などの人が多く移動する時期には、どちらも期間が延びる傾向になります
今、お住まいの部屋のどこかに、以下のものが設置されていませんか?
これらがある場合、回線環境が整っている可能性があります。
回線の使える環境が整っている場合、立ち会いの必要な工事が不要になり、「無派遣工事」だけで完了するため、1週間程度で開通する可能性があります。
この無派遣工事だけで開通するのは、他の光回線には無いフレッツ光(光コラボ)だけの特典です。
実際に無派遣工事だけで完了できる(回線が使える状態になっている)のかについては、光回線の申し込みを行って、NTT側が調査して始めて判明します。
au以外のセット割にも幅広く対応
前述のように、光コラボは数百を超える企業から提供されています。
その中には、auだけでなく他社のスマホプランにセット割が適用されるものもあります。
例えば、ドコモのセット割対象の光回線「ドコモ光」、ソフトバンクのセット割対象の光回線「ソフトバンク光」、楽天モバイルのセット割対象の光回線「楽天ひかり」も、光コラボの一つで、格安SIMのセット割に対応しているものも存在しています。
光コラボは全て同じNTT東西の光回線フレッツ光を使っているため、光コラボから別の光コラボへの乗り換えは、「事業者変更」という簡単な手続きだけで可能であり、新たな工事は必要が無く、インターネットが利用できない期間も生じません。
将来的に乗り換えたいスマホプランが登場しても、光コラボなら他回線とは異なり、簡単にセット割に対応した乗り換えが可能になります。
同じことを他の光回線の利用で行う場合、セット割への幅広い対応力が無いため、使っている光回線の廃線撤去工事を行い、併せて新たな光回線の立ち会いが必要な導入工事をしなくてはなりません。
auユーザーの自宅Wi-Fi回線には光コラボの「ビッグローブ光」がおすすめ!
(出典:ビッグローブ光申込サイト)
auユーザーの自宅に導入する光回線として、光コラボの「ビッグローブ光」がおすすめです。
老舗プロバイダのビッグローブが提供している光コラボの「ビッグローブ光」は、元々NEC系として、パソコン通信の時代からインターネットの創生期に大きな役割を果たしてきましたが、現在はKDDIのグループ企業になっていて、auのスマホユーザーとは極めて高い親和性があり、スマホプランの割引が適用されます。
ビッグローブ光の月額料金は、マンション集合住宅4,378円・一戸建て住宅5,478円です。
キャッシュバックキャンペーン
ビッグローブ光を新規契約すると、キャッシュバックが受け取れるキャンペーンがあります。
工事費無料キャンペーン
光回線を導入する場合には、前述のようにプロの業者による導入工事の費用が発生します。
ビッグローブ光の導入には最大で28,600円の標準工事費がかかりますが、今なら工事費が実質無料になるキャンペーンが行われています。
引っ越し移転時の工事費用が無料
転勤族の方や引っ越しする予定がある方にも、ビッグローブ光がおすすめです。
ビッグローブ光では何度引っ越しを行っても、その都度必要になる工事費が無料になる、お得に継続利用ができる光コラボです。
スマホプランを「UQモバイル」にして更にお得!
(出典:UQ mobile公式サイト)
自宅に光回線を導入してWi-Fiが利用できる環境が整えば、契約しているスマホプランのギガ消費は大幅に抑えられます。
auの無制限プランである「使い放題MAXプラン」を継続は、コスパを考えれば一考の余地があります。
自宅Wi-Fiが利用できれば3GB未満で収まる
自宅にWi-Fiが導入されれば、なぜ契約しているスマホプランの消費が大幅に抑えられるのか?についてお話ししましょう。
(出典:ソフトバンク)
このグラフは、ソフトバンクが調査した全国1,200人に聞く、スマホの通信利用に関する実態調査です。
最もスマホを使う場所は、自宅が圧倒的に多くなっています。
データ量の消費が大きい、動画視聴は特に自宅で行うユーザーが多く、長時間に渡って腰を落ち着けられるのは自宅であり、スマホプランだけで運用してきたユーザーは、その分を丸々快適な光回線のWi-Fiで利用することになり、スマホプランのギガを消費しなくなります。
スマホプランのギガを消費するのは、外出時のWi-Fiが利用できない場所だけに限られることになります。
では、どれくらいのギガを利用しているのか?こちらのデータも見てみましょう。
(出典:MM総研)
これは、2023年3月1日に株式会社MM総研が調査した、「携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態(2023年1月調査)」からの引用です。
1ヵ月間にWi-Fi利用を含まず、純粋な契約しているスマホプランのギガ消費量を表しています。
多くのスマホユーザーは3GB未満の利用に収まっていることが、グラフを見れば一目瞭然で解ります。
3GB未満程度の利用でauはコスパが悪い
auのスマホプランで、この1ヵ月に3GB未満程度を利用した場合の料金を計算してみましょう。
auスマートバリューの光回線「セット割」と、家族3人で利用した「家族割」を加味した条件でシミレーションします。
使い放題MAX 5G/4Gプラン
容量 | 3GB未満 | 無制限 |
基本月額 | 7,238円 | 7,238円 |
家族割 | 1,100円 | 1,100円 |
3GB未満割 | 1,650円 | 0円 |
セット割 | 1,100円 | 1,100円 |
割引後 | 3,388円 | 5,038円 |
auでも前述のスマホのギガ消費動向は把握しているのは当然で、使い放題MAXプランのユーザーには1ヵ月間の利用が3GB未満に留まった場合に、月額1,650円の割引が加算されます。
家族割が1,100円+セット割が1,100円+3GB未満割が1,650円=3,850円の割引が、スマホ1台につき得られて、月額料金は3,388円になります。
割引額だけ見れば、家族3人で利用すれば月額11,550円と大きくなるので、「これはお得だ!」と考えがちですが・・・冷静に3GB未満程度のプランの月額料金としては、3,388円というのはコスパが悪いと言えます。
スマホミニプラン 5G/4G
容量 | ~1GB | ~2GB | ~3GB | ~4GB |
基本月額 | 3,465円 | 4,565円 | 5,665円 | 6,215円 |
家族割 | 1,100円 | 1,100円 | 1,100円 | 1,100円 |
セット割 | 550円 | 550円 | 550円 | 550円 |
割引後 | 1,815円 | 2,915円 | 4,015円 | 4,565円 |
利用したデータ量に応じて、毎月の料金が変動する従量制プランの「スマホミニプラン」です。
3GB未満程度の利用時は、家族割とセット割を合算しても4,015円で、使い放題MAXプランで3GB未満利用時よりも高くなってしまい、コスパは更に悪いと言えます。
小容量なら「UQモバイル」のコスパは抜群
auのサブブランドである「UQモバイル」なら、安価な月額料金でauと同一の通信品質を利用することができて、auスマートバリューが適用できる光回線と組み合わせることで、セット割も受けられます。
UQモバイルのプラン
プラン名 | ミニミニプラン | トクトクプラン | コミコミプラン | |
容量 | 4GB | 1GB未満 | 15GB | 20GB |
基本月額料金 | 2,365円 | 2,277円 | 3,465円 | 3,278円 |
セット割 | 1,100円 | 1,100円 | 1,100円 | 0円 |
割引後 | 1,265円 | 1,177円 | 2,365円 | 3,278円 |
UQモバイルと対象の光回線を併用することで、安価なUQモバイルに最大1,100円のセット割が適用されます。*家族割の併用はUQモバイルではできません
自宅でWi-Fiが利用できる場合に最適な3GBよりも1GBの余裕がある、4GBのミニミニプランは、月額1,265円で利用することができます。
auで割引を駆使した金額よりも、半額を大きく下回るコスパの良さです。
UQモバイルはauと同じ回線・電波
そんなに安くなるなら、auと比較して繋がりにくくなったり、通信速度が遅くなったりするのではないか?との懸念が生じますが、使う電波や回線もauとUQモバイルは全く同じであるため、auをご利用中の方が乗り換えても、不満を覚えることは基本的にありません。
auとUQモバイルは同じ電波・アンテナ基地局を利用するので、auで購入したスマートフォンを、UQモバイルに乗り換えても快適に継続利用ができます。
どちらも同じKDDIが提供しているスマホプランなので、auで使っていた電話番号を継続してUQモバイルに乗り換えても利用するのは簡単で、もちろんオンラインで可能です。
UQモバイルの申し込み時に、auで利用している電話番号を使う「MNP」であることを伝えてください。
それ以外の手続き等は基本的に一切不要です。
UQモバイルへの乗り換えが完了した後に、auは自動的に解約手続きが行われます。
家族3人でビッグローブ光+UQモバイルの通信費トータル費用は?
家族3人でスマホプランに「UQモバイル」のミニミニプランを利用して、セット割が適用される光回線「ビッグローブ光」を利用した場合の、通信費トータル費用を計算してみましょう。
ビッグローブ光 | UQモバイル | 家族 | 合計 | |
マンション | 4,378円 | 1,265円 | 3人 | 7,986円 |
戸建て | 5,478円 | 1,265円 | 3人 | 9,086円 |
*auPAYカードで支払う場合
家族3人で、auの使い放題MAXプランだけで運用していた通信費トータル費用と比べて、大幅に支払費用の節約が可能になります。